「ムッシュラスネール」デザイナーの“ふたりでつくるスタイル”
パリでいま最も注目されているコンテンポラリーブランドのひとつ、「ムッシュラスネール」。デザイナー、ギャランス・ブロカのデイリースタイルはパートナーのブノワとのセンスもぴったり。ノンシャランでシック。スタイルも仕事もプライベートも支え合う、息ぴったりのカップルスタイルをオープン翌日のニューストアで披露してもらった。
遊び心と伝統を男女で共有
ストリートスタイルブランド「ムッシュラスネール」のデザイナー、ギャランス・ブロカは、モード界で今もっともその名前が注目されている人物のひとり。「バルマン」や「エルメス」などトップメゾンのニットデザイナーとして才能を発揮し、2011年AWシーズンにメンズウェアを立ち上げるやいなや、コレットやボン・マルシェなどが買い付け、世界中から注文が殺到。「ミッソーニ」などのデザイナーらとともに、“世界を代表するニットデザイナー”として書籍も発行されるほど。ついに2014年秋より待望のウィメンズコレクションがローンチされる。そんな、彼女自身のスタイルを訊くと……。
「スタイルには遊び心を大事にしているの。子どものときに着ていたものの可愛らしさってあるでしょう? ああいったもののもつ楽しさに伝統的なコード、つまりパリらしいトラディショナルな感覚を入れていくのが私のスタイル。秋冬のメンズコレクションも、読んでいた絵本に出てくる動物だったり、祖母がくれた積木のおもちゃだったり、そんなものにインスパイアされているわ。それから、ユニセックスというか女性と男性が共有できるセンスが私のスタイル。今まではメンズウェアだけしか展開してなかったんだけど、それまでも実際、女性が買っていくことがすごく多かったのよ」
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ムッシュラスネール Monsieur Lacenaire
57 rue Charlot 75009 Paris
tel.+33(0)1. 42.77.36.04
営業時間/10:00~19:00(月~土)、10:00~18:00(日)
定休日/火曜
Cordination : Kaoruko Yasuda