究極のフラットシューズの定義とは。

2017年も引き続きお届けしている、エル・エディターのデイリー連載OKINI。エディターTERUMIがお届けするのは、優秀フラットシューズのお話。

Courtesy of Martiniano Lopez Crozet via Instagram

疲れない、足に馴染む、脚が短く見えない(気がする)。そんな神的なフラットシューズに認定したいのは、アルゼンチンはブエノスアイレスで制作を行う「マルティニアーノ」。アレクサ・チャンを始めとしたファッショニスタの方々が取り入れている、あのブランドです。
 
アルゼンチン人のデザイナー、Martiniano Lopez Crozetが2011年に立ち上げたブランドで、現地のアルチザンが一足ずつ伝統的な技法を駆使して製造しているそう。レザーにもこだわっているゆえに、足を通すとすぐに「なるほど!」と納得してしまう、その柔らかさは驚異的です。

私が購入したのはベーシックなノワール。
ポイントは、細身のシルエットとバンプの長さ。幅広・甲高が多いと言われている日本人の足ですが、前に長いこのシューズならスリムに見えるという視覚マジックが発生! もちろん素材が極やわなので、つま先や甲がシューズのなかでフリーダム。痛くならないのです。そんなこんなでホールド力も抜群なので歩きやすいったらありゃしない。
そして忘れてはならないのが、これでもかっ!というほど装飾を削ぎ落としたミニマルなデザイン。いかようにも履いてくださいという、マルティニアーノの心意気はあっぱれです。
 
マルティ二アーノはミュージック&アートパフォーマンス デュオ「Los Super Elegantes」の一員でもあるので、その感度の高さにもうなずくばかり。あまりの履き心地のよさにヒールつきももう一足買おうかと悩む日々です。

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