昨年より、デイリーバッグをミニバッグにチェンジして、財布を小さくし、手帳をiPhoneに一括し、メイクポーチをリップだけにするなど、荷物ミニマム化計画を進めました。が、どうしてもミニバッグに入りきらない、メガネ（とメガネケース）。てなわけで、2016年後半はコンタクトレンズにもシフトしました。
　
ところが最近、ファッショニスタにメガネ女子が急増してるではないですか!?　アイウェアに力を入れるメゾンも増え、コレクション会場でもおしゃれナードなメガネ女子がパパラッチに囲まれてパチパチ写真を撮られていました。2月のミラノコレクションでは、「ヴァレンティノ」の新アイウェアローンチイベント“ヴァレンティノ ミラージュ”も開催。会場で幸運にもお話しできたクリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが語ったひとこと。

「メガネをつけることで変わる世界に興味があるんだ。何が見えるかじゃなくて、どういうものが見たいかということが重要」
　
深イイ～！　（アラフォー世代的には、ドリカムの「眼鏡越しの空」の逆バージョンを想像してみたり）
　

そんなわけで、すっかりメガネ熱が再燃し、この春、コンタクトレンズ生活に終止符を打ちました。 

先ほどの「ヴァレンティノ」の新作サングラスがコレ。ダブルブリッジ、ミラーレンズ、メタル×レンズのレイヤード、ブランドのアイコンでもあるロックスタッズ……「ヴァレンティノ」らしさとトレンドの要素がギュッと詰まったデザインで、かけた瞬間に「ファッション業界の人ですか？」と聞かれそうなモード感。シンプルな白Tやライダースジャケットに合わせて、タウンユースに活躍させたい一本です。

そして、デイリー用に新調したメガネが2点。一本目は「サンローラン」の黒縁メガネ。ムッシュ・ディオールを彷彿させるスクエア形のブラックフレーム。見かけによらずテンプルがぺらっと薄くてスリム、かけ心地が軽くて楽なところもお気に入りポイント。存在感はありますが、随所に気が利いているので、うっかり“あられちゃん”症候群に陥らない優秀オプティカルです。

もうひとつが、日本が誇るモードメガネブランド、「ayame」のセルフレーム。流行のメタルフレームのメガネが欲しいな～と思っていたんですが、かけてみると全然似合わず（泣）、でもどうしても華奢なメガネが欲しくてみつけたのがこれ。このメガネ特集ページでもオールマイティな堅実派としてご紹介した、セル×メタルフレーム。細いセルはデザイナーが生地職人に別注したというこだわりの色味。さらに、ブリッジとテンプルのメタル部分にはクラシカルな細工が施されていて、かけると知的でクラシックな雰囲気。 

しかも「ayame」のメガネケースは、本当に優秀なんです。写真のように折り畳めばこんなに薄く。これなら、ミニバッグにもすっぽり収まるサイズ感。ショップの方も、「ケースだけ欲しいというお客様も多いので、ブランドから取り寄せることもあるんです」とのこと。確かに、この黒革のメガネケースは老若男女問わず欲しくなるグッドデザイン。
　
この春は、この3本のお気に入りメガネを通して、ピエールパウロの言う「何が見たいか」について考えてみようと思います。とりあえずゴールデンウィーク明けに見たいものは……件の奮闘中のダイエット企画で、すっかりスリムボディに変身した己の姿。（結構、切実です）