おしゃれ写真集でヒュッゲにドロップイン!

エル・エディターが私的に夢中になっているものをリアル目線でお伝えする、デイリー連載OKINI。本日は、アシスタントフォトエディターKIEがおすすめのパリ写真集をピックアップ!

辞書を引いても、ピンとこない意味の言葉ってありませんか? “ヒュッゲ(Hygge)”はそんな印象を受ける単語。デンマーク語で「日常の小さな幸せ時間」という意味(ざっくりと)だそうです。欧米ではヒュッゲに共感する人が増え、近年少しずつブームになっているとか?!国連の行う世界幸福度調査で、過去5年間デンマークは3位以下になったことが無い!というのも一因かもしれません(ちなみに2017年の同調査で日本は51位でした)。

幸せを意識するヒュッゲ、ですが「小さな幸せ」といっても人それぞれ。多くは友人や家族とふれあったり、好きなことをして自宅で過ごす時間のことをさしているようです。そんなヒュッゲのお供として選んだのが、ルイ・ヴィトン発刊の写真集「ファッション・アイ」。デジタル漬けの毎日を少し忘れて、コーヒーを飲みながら本のページをめくる…あ~、最高にヒュッゲです。

ファッション・アイは全部で5タイプあり、ひとつの地域にひとりの高名なファッションフォトグラファーを取り上げ、彼らが切り取ったファッションあるいは風景写真を掲載しています。

パリ編の写真家は、ジャンルー・シーフ。1980-90年代に活躍し、モノクロ写真を中心とした作品が多数あり、ジェーン・バーキンやイヴ・サンローランのポートレイトが有名。パリ生まれの彼は、写真家として独立直後の1955年にフランス版の「ELLE」でキャリアをスタート。その後、報道写真を撮ったりしながら、1959年に早ばやとフランス最高権威の写真賞「ニエプス賞」を受賞。2000年に亡くなるまで、ニューヨークやパリを飛びまわり、あまたのファッション誌をフィールドに活躍しました。

この本には、そんなシーフがパリの名所で撮った日常写真が、たっぷりと!収められています。中には「撮ってたんだ!」と言いたくなるようなカラー写真も。それだけでも貴重ですが、じっくり眺めていると、シーフ自身の「眼」になってパリの一日を旅するかのような気持ちに。現実とは違うモノクロ世界の味わいは、次にパリを歩くとき、また違ったパリの街をあなたに見せてくれるかも。

写真と溶けていくひとときに、小さな幸せを感じて!

  • Illustration:DAICHI MIURA

    KIE/アシスタントフォトエディター。日々より良き写真を求めて右往左往!まだまだ修行中ですが、素敵な写真が見つかったときの達成感を目指し突き進みます。そんな毎日の癒しはアイドルのオタク活動!笑。最近導入され興味津々だったVR映像を(自担グループじゃないけど)試してみたら、たまらんーー♡自分の見たい人だけをずっと眼で追い続けられるのもキュンポイント。仮想現実にギャーギャー言う姿はダメウーマン(ちえみ)すぎて親にも内緒ですが、やめられませーーん!!涙

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