疲れた心身を癒やすネコ小説とネコ絵本

エル・エディターが私的に夢中になっているものをリアル目線でお伝えする、デイリー連載OKINI! 本日KANAKOが紹介するのは、毎日仕事に追われ心がやさぐれてきたときに読んでほしいネコ本!

映画もドラマも本も暗くて重い、心が痛い物語が好物なのですが、そうはいっても心身ともに疲れ、なんだか癒やされたいな~というときには、気分を変えるものがいい――それはネコ本です! 最近読んだロンドンが舞台のネコが主人公の小説と、ネコが歌舞伎の世界を案内してくれる絵本を紹介します。

シリーズ1『通い猫アルフィーの奇跡』 シリーズ2『通い猫アルフィーのはつ恋』 レイチェル・ウェルズ著 ハーパーコリンズ・ジャパン刊 各¥815 装丁もかわいい!

ハートフルな「通い猫アルフィー」シリーズ
飼い主だった心優しき老婦人マーガレットが亡くなり、ひとりぼっちになってしまったアルフィー。このままではシェルターに入れられてしまうところ、意を決して、未知の世界へと飛び出します。外でのサバイブ生活に慣れていないアルフィーは、空腹と疲労と喧嘩で満身創痍。なんとかたどり着いたエドガー・ロードに落ち着くことに。ひとりの家ネコではリスクがある、もう二度とひとりになりたくないと考えたアルフィーは何軒かの家の通いネコとして生きる……。いろいろな家で甘えているネコらしい習性も笑っちゃうのですが(飼い主へのお近づきの印は鳥やネズミの死骸(笑))、ネコの鋭い視点で人間関係を見抜いたり、人間の問題を解決しようとしたりと、いつのまにかアルフィーに愛着が湧いて、うちにもアルフィーがいたらと癒やしを感じること間違いなし。まだ2冊しか出ていませんが、既に人気シリーズでネコ好きは必読!

『どこじゃ? かぶきねこさがし かぶきがわかるさがしもの絵本』 瀧晴巳 文 吉田愛 絵 講談社刊 ¥1,600 文章を担当した瀧さんはエル・ジャポンの書評でもおなじみです!

『どこじゃ? かぶきねこさがし かぶきがわかるさがしもの絵本』
ネコがザクザクです。着物をまとったネコたちが歌舞伎の名作5演目をわかりやすく解説してくれる絵本。役者(役猫?)も観客も、イラストレーターの吉田愛さんが描く味あるネコがかわいらしく、演目ごとに見開きで描かれるネコ歌舞伎の世界は圧巻です。歌舞伎はほとんど未経験なのですが、基本の「キ」をネコたちに教わるという、ネコ好きにとっては至福のときに違いありません! 保存版として手元に置きたい一冊。

  • Illustration: DAICHI MIURA

    KANAKO:カルチャー&ライフスタイルエディター。Netflixで配信中の「13の理由」にハマり中。高校生ものとあなどることなかれ! 珠玉のサスペンスです。『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンがかわいすぎて、髪型を真似したつもりだった時代が終わり、最近試写で見た『カフェ・ソサエティ』の素敵すぎたクリステン・スチュワートを目指して髪を切りました!

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