今月の「ＥＬＬＥジャポン」は、映画特集。150本の新作ｘ旧作を掲載しているのですが、まだ公開が未定で特集には入らなかったけれど、個人的にすごく期待している2本をご紹介します。

1本目はソフィア・コッポラ待望の新作「The Beguiled」。出演はニコール・キッドマン、キルステン・ダンスト、エル・ファニング、コリン・ファレルと超豪華！　’71年に公開されたクリント・イーストウッド監督作「白い肌の異常な夜」のリメイクです。

南北戦争末期、森で瀕死状態で倒れていたところを、女学校の少女に救われた兵士マクバニー（コリン・ファレル）。女性しかいない閉鎖的な女学校に運び込まれた彼は、ただ一人の男性をめぐる女たちの嫉妬と愛憎の中で、次第に危険な状況に追い込まれる……。

ソフィアにとっては、「ブリング・リング」（’０３）以来、４年ぶりの長編映画。予告編を見ると、これぞ「ザ・ソフィア！」といった感じの美しい映像とファッションに今から期待が高まります。

2本目は、シュールな作風で知られる監督デヴィッド・リンチの創作の秘密に迫るドキュメンタリー『David Lynch:The　Ａrt Life』。監督はジョン・ニューエン。絵画や音楽、子供時代、初期の作品映像などを通して、謎めいた鬼才のアートライフを解き明かしていく。

個人的にリンチは『イレイザー・ヘッド』で衝撃を受けて以来のファンで、偏愛リンチ映画ＢＥＳＴ１は、『ロスト・ハイウェイ』です。今年の夏は、待ちに待った「ツイン・ピークス」の新作も放映。

こちらは前作の25年後を描いた作品で、カイル・マクラクラン、アマンダ・サイフリッド、ナオミ・ワッツ、アシュレイ・ジャッドらが出演するとか。ドキュメンタリーも予告編を見るだけでゾクゾクして公開が待ちきれません！