大宮エリー展で、心身にエナジー浴びました

エル・エディターが気になるものをリアルな目線でお伝えする、デイリー連載OKINI。編集長代理ASAKOが今夢中になっているのは大宮エリーのアート。福井県・金津創作の森で6月11日まで開かれている大宮エリー展に足を延ばした。

G.W.休暇のメインイベントは、福井への旅。大宮エリーさんの個展を観に行く&近くの芦原温泉が目的でした。「金津創作の森」は、広大な森の中に美術館とアトリエを兼ねたアート体験スポットが点在。訪れるだけで森林の爽やかな空気に深呼吸したくなります。

エリーさんの作品は大きなサイズで描かれたものが多いのですが、こちらの美術館はそれをちょうど受け止められる広さ。まず真っ先に、画集でしか見たことがなかった大好きな絵のところへ。「赤い女の子」。ハワイ島にインスパイアされて描いたそう。たくさんのI LOVE YOUを放っている赤い女の子はあどけなく無垢なようで、地球を包み込む大きな存在にも見えます。

十和田の冬の森を描いた作品。これもとても好き。

海と曇った空と、そこに不意にかかった虹。暗い海とグレーの空に光景にかかった堂々たる虹は希望の象徴でしょうか。

驚くべきことに、エリーさんは美術学校に通った経験もなければ(薬学部出身)、2012年まで絵を描いたこともなかったとか。(小学生のときに、エッセイでも有名な「おかん」の似顔絵で何かに入選して以来だそうです。)下絵を描いたりもせず、いきなり絵具からです。しかも筆ですらなく、ローラーで! 形式や様式というものから最もかけ離れているアーティストでしょう。このとらわれのない自由な作風を前にすると、エナジーをもらえたり、胸がときめいたり……そして何やらヒーリング効果を感じるのです。脱力できるような。

「青とさんごの海」。13mにも及ぶ大きな作品です。いっしょに深海に沈んで平行してこの青とさんごの光景を眺めているよう。瞑想に似た静かな気持ちになれます。

森林の木々もエリーさんの作品が。幹に現れた森の妖精たちです。「金津創作の森」の広々とした空間は、お散歩にもぴったり。池の向こう岸にもエリーさんの作品を見つけました。

「大宮エリー展 This is forest speaking ~もしもし、こちら森です」

金津創作の森にて 6月11日(日)まで開催中。

福井県あわら市宮谷57-2-19 TEL. 0776-73-7800 開館時間/10:00~17:00 休館日/月曜日(祝日開館・翌平日休館) http://sosaku.jp/event/2017/omiya/

結論を言うと、本当に「金津創作の森」まで足を延ばしてよかった! 最大のリラックス効果を得られました。アートというと知識や常識を持たねばと時に構えがちですが、すべての常識から遠いところにあるエリーさんのアートならだいじょうぶ。見て感じるだけでいいのです。

週末、福井の温泉につかり、豊かな海の幸を食べて帰ってくる、そんなアート旅をぜひ体験してほしいです!

  • PROFILE

    ASAKO:編集長代理兼デジタル ビューティ デスク。このG.W.休暇は福井以外に、京都&奈良にも行ってきました。奈良では、大神神社へ行き三輪山様への登頂にトライ。すごい急勾配の山でなんとか上り下りして拝んできましたが、その夜は脚の筋肉全体が炎症を起こし大変でした・・・・・・。

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