ニュース 2017/6/14(水)

“ストーンズの女” 、アニタ・パレンバーグが愛された理由

ローリング・ストーンのギタリスト、キース・リチャーズの恋人として一躍有名になり、“ストーンズの女”と称されたアニタ・パレンバーグが2017年6月13日(火)(現地時間)に永眠した。73歳だった。死因はまだ明らかになっていない。

アニタ・パレンバーグ(Anita Pallenberg)

ドイツ系イタリア人のアニタは、キースと12年間に渡って交際。2人の間には息子マーロン・レオン・サンディープ、娘アンジェラ、生後2ヶ月にして乳幼児突然死症候群で亡くなった息子のタラ・ジョジョ・ガニーの3人の子どもをもうけている。この訃報に、彼女の親しい友人で女優のステラ・シュナーベルは、「あなたほど素晴らしい人はいないわ、アニタ。あなたみたいに素敵な女性は、この宇宙のどこを探してもいないと思う。これほど、私のことを理解してくれた人も」とインスタグラムに追悼メッセージを発表。

 

さらに続けて「あなたは私に、人生や自分自身のこと、成長して変化を遂げること、そしてそれらと共存することの大切さを教えてくれた。あなたに出会う前の私は、自分を大きく見せたがる小さな女の子だったけれど、あなたとの友情を通してきちんとした大人に成長することができたと思う。どこか叙情的なあなたは、私の親友であり、この世でもっとも素晴らしい女性。あなたが教えてくれた人生レッスンにとても感謝しているわ。時代の流れとともに変化し、あなたのようにとても信頼性のある教訓ばかりだった。今私たちは、あなたのために歌っている。あなたがどれほど人生を楽しんでいたかをね。私のローマの母、天国で安らかに。あなたはこれからもずっと大きな存在として、私の心に残るでしょう」と心のこもったメッセージを添えた。

写真左より アニタ・パレンバーグ(Anita Pallenberg)、キース・リチャーズ(Keith Richards)

1960年代からモデルや女優として活躍していたアニタは、1965年にミュンヘンで開催された、ローリング・ストーンズのコンサートで、当時のギタリスト、ブライアン・ジョーンズと知り合い、交際をスタート。その後ミック・ジャガー主演の映画『パフォーマンス』に出演し、ミックとも熱愛の噂があったけれど、1967年にブライアンと別れた後はキース・リチャーズとカップルに。アニタとキースは12年間交際し、結婚はしなかったが、事実婚と言われていた。

写真左より アニタ・パレンバーグ(Anita Pallenberg)、マーロン・レオン・サンディープ・リチャーズ(Marlon Leon Sundeep Richards)、キース・リチャーズ(Keith Richards)

ミック・ジャガーの映画『パフォーマンス』以外にも、1968年のジェーン・フォンダ主演映画『バーバレラ』や、マーロン・ブランドも出演した1968年の映画『キャンディ』で女優としての才能を発揮。また2001年には、同じく“ストーンズの女”として名を馳せた、ミック・ジャガーの元恋人マリアンヌ・フェイスフルと共に、イギリスの大人気シットコム『アブソリュートリー・ファビラス』に揃ってゲスト出演した。

写真左より ケイト・モス(Kate Moss)、アニタ・パレンバーグ(Anita Pallenberg)

あのケイト・モスも慕った、激動の時代を駆け抜けたファッションアイコン。どうか安らかな眠りをお祈りしたい。

photo:GETTY IMAGES translation:REIKO KUWABARA From Digital Spy

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