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素材との調和でかなう、大自然との会話

マルコスの装飾手法はきわめてのびやかだ。例えばその配色。床の真紅×家具の青銅色×室内外の木々や樹木のエメラルド、パレットの上ではこれらのジュエルカラーが楽しげにおしゃべりを続けている。コンクリートのオブジェと特注の家具たちは、緑の空間のなかでゆったりと流れるように配列され、ガラスウォールには強い日差しが茂った樹木を照らし出す。その外部と内部の境界線が曖昧なさまは、都会の一室が、森の奥深くにいつのまにかテレポートしたかのようだ。
 
写真/外部と内部の赤いセメントタイルは、リビングスペース、テラス、外へ続く通路をナチュラルにつなげる機能を果たしている。自然をシャットダウンしないように、外部と内部の境界線が流動的にデザインされているのだ。ガラス越しに見えるダイニングチェアは、マルセル・ブロイヤーのデザインによるノール社の「Cesca」。

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photo : Richard Powers  original text : Dominic Bradbury  text : Asaki Abumi

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