華やかな過去を物語る、リビングルームへ
ここに歴史を再生し、現代のライフスタイルと両立可能な新しいインテリアを実現するには、カールとオリビエの優れたビジョンが必要だった。カールはこのプロジェクトを「濾過」と表現している。過去50年間にわたって何度か行われてきた“現代化”の試み、つまり安易なリフォームの痕跡を念入りに分離し、剥ぎ取る作業が行われた。
写真/エッフェル塔やオルセー美術館を擁するパリ7区。街並みを見渡せる大きな窓からは、光がたっぷりと降り注ぐ。B&Bイタリア社のソファ「Andy」、トゥールモンド・ボシャール社のダークブラウンのレザーラグ、ポルトローナ・フラウのプフ「Cubo」がモダン。ヘリンボーンの床、大理石の暖炉と壁に施された石膏のレリーフが、建物の華やかかりし過去を物語っている。
-
『エル・デコ』 No.123も今すぐCHECK!
雑誌『エル・デコ』No.123では、“パリの美しい部屋”を大特集! 今回の「Studio Ko」による家のほか、注目のインテリアメーカー「ムスターシュ」の楽しい部屋や、人気デザイナー、パオラ・ナヴォーネの情熱的な隠れ家など、思わぬアート空間のオンパレード。さらにパリのデザイン散歩から「今すぐ買いたい! デザイン家電 30」、最新ダイニング事情まで、役立つ情報が盛りだくさん。さっそく最新号をチェックして!
>>購入、詳細についてはこちら
photo : Gaelle Le Boulicaut, original text : Jo Caulkett&Jeremy Callaghan, text : Ryoko Kobiki