⑥女子でも自分でDIY! すべては個性のため。
「日本で家を借りるときはきれいな状態で借りられますが、こちらでは前の人次第。その代わり、汚ければ自分たちで自由に壁紙を張り替えたり、色を変えたりしています。DIYはみんな結構得意です」(kayococcoさん/オフィシャルブロガー)
「パリジェンヌはときに自分で壁や棚の色を塗ったりするのもお手の物。部屋が彼女たちの内面なのですね」(安田薫子さん/ライター&エディター)
「好きな色のペンキで壁を塗ったり棚をつくったりと、自分で工夫して暮らしを楽しんでいる感じがとても好き」(ASAKOさん/「SUPERSTARS」ヘアアーティスト)
「今のアパルトマンを購入する際、多くのパリジェンヌを訪れましたが、共通するのは、“その人の個性がそのまま部屋になっている”ということ。一つとして同じような部屋がないのです。壁は白、青、黄色、グレー、赤とさまざまな色に塗られ、大抵その壁は巨大な本棚で占められています(読書はパリジェンヌにとって大切な生活の一部なので)。絵やら写真やら多くのオブジェが残りのスペースを埋めています。
NYと違いパリでは部屋のインテリアをインテリアデザイナーに丸投げしない。自分で装飾することがこの個性につながっているのだと思います」(石井真己登さん/「アンリ ルルー」フランス代表取締役)
「自分が居心地のよい部屋を作るためには努力と時間を惜しまない。女子でも自分で日曜大工するし、納得のいく部屋にするまで何年も工事する。とにかくフランス人は流行に関係なく、自分の気に入った場所を作ろうとする並々ならぬ執念を感じます!」(大森美希さん/「ニナ リッチ」ヘッドデザイナー)
部屋は自分の好きな物や縁のあるものが集まって、初めて自分の空間として出来上がるもの。どんなテイストであっても、自分らしさを思いきり投影させた空間作りができれば、それこそがパリジェンヌ流なのかも!