パリの蚤の市で購入した'60年代のイタリアのヴィンテージテーブル。黄色の19世紀のアイロントレイの上には、ウェッジウッド社とクレイユ社の黒い陶器の食器。フロアには、デザイナーのピート・ヘイン・イークによる廃材を用いたスツールが。

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ホテルのロフトに実った、きわめてユニークな装飾術

ゆったりとした空間に、柔らかな光が溢れる住まい。画家ジュル・ラベルのアトリエは、1871年にフランス人建築家ガブリエル・ダヴィウによって設計された。ダヴィウは、ロン・ポワン劇場やシャトレ座など、19世紀に行われたパリ市街の改築計画において手腕を発揮した建築家のひとり。アトリエは、裕福なブルジョワジーのために建てられたホテルの最上階に設けられた。この伝統的な建築に「コンテンポラリー」「アンティーク」「優雅」「簡素」といったキーワードを体現する家具が添えられ、ユニークなロフト空間が創り出されたのだ。

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photo : Gilles Trillard realization : Marie-Claire Blanckaert  text : Asaki Abumi

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