温もりある青でまとめた、ラウンジのワンコーナー
インド・デザイン界で面白い動きをしているプロダクトデザイナー、アレックス・デイヴィス。ミラノのドムス・アカデミーに留学経験があり、インド版『エル・デコ』が2007年に「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」にノミネートした。そんなアレックスが住む家は、彼がデザインした家具をベースに、市場や旅先で見つけた雑貨、「フロス」や「カルテル」などのプロダクトがミックスされた空間。 アレックス曰く、「こんな多様な文化と民族のメランジェこそ、モダン・インドだと思う」。
写真/ファミリーラウンジの一角。ラフに塗られたインディゴの漆喰が、温もりを感じさせる。デニムでカバーされたソファには、同じトーンの青や紫のクッションをちりばめた。壁にはモノクロのマドゥバニ画(インド画の一様式)と、セネガル人アーティストの作品が。青いメタルのプレートはアレックスの作品。
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Alex Davis(アレックス・デイヴィス)/
プロダクトデザイナー。アーメダバードにある国立デザイン学校(National Institute Design/NID)でプロダクトデザインを学んだ後、イタリア・ミラノのドムス・アカデミーにてインダストリアルデザインを専攻。ニューデリーに「インディ・ストア」を設立し、家具やプロダクト、照明などのデザインをしている。
http://alexdavisstudio.com/ -
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photo : GAURAV & THIRU produce : SONIA DUTT text : RYOKO KOBIKI