エディターズPICK 2016/1/26(火)
個性が溢れる女性デザイナーの部屋 Vol.2

パリのブロカントのように掘り出し物に満ちたアパルトマン

インテリアの潮流は、一つの様式にとらわれずに、さまざまな要素を自由に取り入れる方向へ。自分らしいスタイルでミックス&マッチな空間づくりを楽しむ4都市の女性クリエーターをフィーチャー。第二弾は、パリ発ブランド「ローズアンナ」のデザイナー、アンヌ= フルール・ブルードゥーのモダンなアパルトマンへ。

義理の妹であり建築家のステファニー・リゼが、元ブティックであったこの場所をフルリノベーション。パリジェンヌらしいシャビーシックな感性を反映して、モダンななかにレトロな温もりを感じる空間に仕上げている。アンヌのインテリア哲学がもっともよく表れているのが、リビングの壁一面を埋めるシェルフ。「ボックスのようなデザインの特注品で、そこに本やアクセサリー、旅先で見つけたオブジェや古道具を飾っているの。ガラクタあさりは私の情熱」とアンヌ。まるで掘り出し物でいっぱいのブロカントのように、彼女の宝物が詰まった家だ。

リビングは、壁に加え天井のむき出しの梁や窓枠を白に、木の床を黒にペイント。特別にオーダーした真っ白なシェルフが壁を覆う。高さや幅を変え、「ボックスが積み重なったようなデザインにしたの」と、アンヌ。そこに書籍や写真集からはく製や標本、子どものおもちゃにポップなオブジェ、古道具屋や蚤の市の戦利品など、さまざまなアイテムを配置。“美しいガラクタ”を意味するブロカントをこよなく愛するアンヌのこだわりを表現する一角になっている。

2 / 7
1 2 3 4 5 6 7

Photo:JULIE ANSIAU Text:CHARLOTTE HUGUET

  • 『エル・ジャポン』2月号をチェック!

    ダコタ・ジョンソンが表紙を飾る『エル・ジャポン』2月号では、2016年の流行予測を徹底リサーチ! ファッション、ビューティ、カルチャーの全方面から、編集部総力を挙げてネクストトレンドを28ページに渡って特大ボリュームでお届け。気になるおしゃれエキスパートたちのクローゼットに潜入した“おしゃれ達人の秘密のクローゼット”、“でっぷり中半身を今すぐレスキュー!”、“ときめき読書ガイド”など、様々なコンテンツが目白押し。本宿命から読み解く、オリエンタル占星術ダイアリーもお見逃しなく。

    購入・詳細はこちらへ

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へエディターズPICK一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

インテリア・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト

TODAY'S LIST

RANKING
LATEST