クラシカルな踊り場で、未来的なティータイム
ジャーナリストのキャサリンと金融業界で働くイケは、いわばノマド・ワーカーだ。シドニーやサンフランシスコ、ロンドン、そしてルクセンブルクでの生活を経て、この地に辿り着いた。ふたりはこの大きな家を住居兼ギャラリーとして改装し、「Ampersand House」(ampersandは英語で“&”の意)と名付けた。“パブリックとプライベート”“アートとデザイン”“ヴィンテージとコンテンポラリー”など、この家には“&”の精神が溢れている。
写真/ウォーレン・プラットナーがデザインした「Knoll」のテーブルの脇には、ベルギーのデザイナー、ダニー・ヴェンレットの椅子のプロトタイプ。照明はダニー・ヴェンレットとナタリー・ドゥエーズによるプロトタイプ。Patricia Urfels-Kronenwerthのディプティカ(2枚のパネルからなる絵・彫刻)が壁を印象づける。
photo : MARK SEELEN realization : MARC HELDENS text : RYOKO KOBIKI
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Ike Udechuku(イケ・ウデチュク)・Kathryn Smith(キャサリン・スミス) /
ジャーナリストのキャサリンと、金融業界でキャリアを積んできたイケは、世界中を転々と移り住んできた。現在はブリュッセルの自宅でギャラリーを営む。展覧会中は一般公開も行っている。
Ampersand House
30 rue Tasson Snel,
Brussels 1060, Belgium
http://www.ampersandhouse.com
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