ホワイトキューブに、小物でユーモアと温もりを
二人はまず、建築家のファブリッゾ・タリエント、シモーナ・ファブリッツィ・フォーミリとタッグを組み、問題の建築を改造。各部屋のボリュームを整え、壁や天井を白で覆った。そこに現代美術の蒐集家でもあるカルラのイメージと、数々の映画を手がけてきたセザールの美的感覚がミックスされ、ドラマティックでありながら静謐な、白いアパートメントが完成した。
写真/リビングルームの一角には、陶製の毛沢東の人形がオブジェのように飾られている。
photo : GIORGIO BARONI original text : MARIE-CLAIRE BLANCKAERT
realization : DANIELE GERKENS text : RYOKO KOBIKI
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Carla Fendi(カルラ・フェンディ)/
「フェンディ」創業者夫妻の5人姉妹のうち、4人目の娘として生まれる。1950年代後半、古典学を修了した後、「フェンディ」に入社。経営や生産、セールスなどさまざまな分野を経験。'60年代には最も難しいとされるアメリカのマーケットでの広報活動に成功し、「フェンディ」の名声を世界に確立。現在は、名誉会長を務める。 -
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