エディターズPICK 2015/4/10(金)
Tall Timber

【前編】蘇ったビーチハウスで、大自然を抱きしめる!

建築家アンドリュー・ゲラーが1958年に手がけた、一風変わった木造のビーチハウス。大改修を経て竣工当時の姿に限りなく近づいたこの家には、同時代の家具がよく似合う。

1958年にビジネスマンのルドルフ・フランクと画家の妻トゥルーディの依頼で建てられたこの家は、建物前後のデッキから最上階の主寝室に上がる梯子階段と、それに連なってリビングの吹き抜け上部を通るキャットウォークが特徴的。しかし現在の持ち主であるフィリップ・モナハンがこの家を購入した際には、長年潮風に晒されて傷みが激しく、また時の住人によってデザインに余計な手が加えられていたという。

吹き抜けから光が降り注ぐ、温かなリビングダイニング

キッチンには「イケア」のユニットを採用、木目を活かした扉や引き出しなどは、改築を手がけた建築家ロッドマン・ポールがオリジナルに近づけるために作ったものだ。

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photos : RICHARD POWERS original text : DOMINIC BRADBURY text : SHIYO YAMASHITA

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