エディターズPICK 2015/3/3(火)
Audio Instruments

【前編】家電蒐集家に聞いた、愛すべきオーディオとその進化

家電蒐集家の松崎順一氏が、モノとして美しい“愛でるオーディオ”をセレクト。【前編】では、配線の煩わしさがなく、置く場所を選ばないワイヤレススピーカーをご紹介。インテリアにも溶け込む美しいデザインと、驚きの高音質を堪能しよう!

Wireless Speakers

 
「最近の家電は表面がつるっとしていて、電源を入れるまでそれが空気清浄機なのかオーディオなのかわからないくらいスタイリッシュですよね」と話すのは、家電蒐集家の松崎順一氏。「例えばワイヤレススピーカーは、ハイスペックなのはもちろん、モノとして欲しくなる美しいデザインがたくさん登場しています。『バング&オルフセン』はここ数年でカジュアルに楽しめる“B&O PLAY”シリーズが充実。セシリエ・マンツによる新作の“BeoPlay A2”は、重さも1㎏ちょっとなので気軽に外に持ち出して楽しめる感じがいいですね。『ジェネーバ』のワイヤレスシリーズは、ウォルナットにピアノと同じ工程で何層も塗装を施した艶と高級感で、インテリア性も高いと思います」

「JBLスパーク」(φ18×D16㎝)オープン価格/ハーマンインターナショナル

ペンダントスピーカーで音のシャワーを浴びよう!

置くだけでなく、付属のフックで壁に吊り下げての使用ができる。クリアなボディと鮮やかなレッドの電源ケーブルが部屋のアクセントに。シャワーヘッドのような形状は、音質に悪影響を与える定在波の発生を抑える効果も。

  • 過去と未来をつなぐ、オーディオ家電の考古学者

    松崎順一(Junichi Matsuzaki)/家電蒐集家。「デザインアンダーグラウンド」として活動。インテリアデザイナーとして商業ディスプレイを手がけていた経験から、家電を使った展示も多く手がける。「蒐集の次は、小さなメーカーとしてもの作りをしたい。名作家具のように、親子3代で受け継いで使えるような“名作家電”を作れれば」という。現在、大手企業と音楽業界における新しい仕組みも考案中。ファッションやデザイン界の人脈も広く、今後の活動から目が離せない人物だ。

    >>「デザインアンダーグラウンド」のホームページはこちら

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