Q. キャンドルやオブジェ、香水瓶などお気に入りの小物を、すっきり見せる飾り方やバランスってありますか?
「壁の飾り方もそうですが、“集合体”にするといいです。棚の上に直接バラバラとモノを置くのではなく、トレーを敷き、そこにモノを集めるように置く。領域を定めるために何かを挟む『ゾーニング』の手法です。たとえば玄関の鍵などをそのままわさっと置いてしまうと、それだけで乱雑な印象ですよね。そこに小さなトレーを置いてその上に必ず置くようにすると、途端にすっきり見えるはず。要は、モノの置き場を定めてあげるということなんです」(インテリア&プロップスタイリスト 窪川さん)
「『飾る』『すっきりさせる』のメリハリ感が大切ですね。飾り方としては頂点をつなげて三角形になるように、中央に高いモノ、左右に低いモノと高低差を付けるのがポイントです。また、モノの色や形を揃えたりするだけでもぐっとすっきり見えますよ」(「アクタス」インテリアプランナー 古居さん)
photo : GettyImages
-
窪川勝哉/インテリア&プロップスタイリスト
インテリアのみならずクラフトから家電、クルマまでプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やテレビなどメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレーやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。2013年より再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。
古居寛基/アクタス青山店 家具チーフ兼3Dインテリアプランナー
2009年入社。小物雑貨、テキスタイル、輸入家具担当等を経て、現在はインテリアプランナーとして勤務。図面をお預かりして3Dのイメージを作成し、ご自宅のトータルコーディネートを提案。好きなデザイナーはセシリエ・マンツ、フィリップ・スタルク。