『プラダを着た悪魔』について知られざる17のトリビア
世界27カ国で翻訳された同名のベストセラー小説を原作に、2006年に公開された大ヒット映画『プラダを着た悪魔』。ジャーナリストになる夢を抱いて田舎からNYにやってきた主人公(アンディ)は、人気ファッション誌のカリスマ編集長(ミランダ)のアシスタントとして働くことに。ところが、ミランダは無理難題を次々と要求してくる、皆が恐れる"悪魔"のような上司だった……。NYの華やかなファッション業界を舞台に、恋に、仕事に、おしゃれに、と奮闘する若い女性の姿を描いた同作品は、多くの女性の共感を呼び、公開から10年経った今でも絶大な人気を誇る。ここでは公開10周年を記念して、同映画に関する17の意外な事実をご紹介。主要キャラクターたちの知られざるエピソードに目を通せば、きっとまた見返したくなるはず。US版エルより。
1. メリル・ストリープは当初「やや侮辱的な」額のギャラをオファーされていた。彼女は交渉でそれを2倍にしている。これはストリープにとって初のギャラ交渉だったとか。「当初のオファーは私の考えでは、それが失礼でないとしたら、その映画に対する私の価値をきちんと反映していなかったの」と彼女は振り返る。「『そういうことでしたら、さようなら』という場面を経て、彼らは私に2倍の額を提示してきたわ。私は55歳で、遅ればせながらようやく、自分の利益のためにどうやって取引すればいいか分かったの」
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Aflo、Getty Images