なぜテイラーはノミネートされない? 白人がいなくなったグラミー賞2018を徹底分析
2018/01/27(土)
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左から エド・シーラン(Ed Sheeran)、ハリー・スタイルズ(Harry Styles )、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)

ノミネート発表の時点で、物議を醸し出した2018年のグラミー

昨年11月に2018年グラミー賞各部門のノミニ―が発表された際、全世界のテイラー・スウィフト・ファンのなかには「あれ? グラミー賞主要三部門のどこにもテイラーがノミネートされていないよね?」と思った方もいるかもしれません。ここ数年のグラミーは授賞式当日、その結果に世界中が大荒れになるのがもはや恒例になりつつあるわけですが、今年のグラミーの場合、ノミネートが発表された時点でかなりの物議を醸し出しました。

2017年、世界のスポティファイでもっとも再生された楽曲「シェイプ・オブ・ユー」

主要3部門を含め、ブルーノ・マーズが7部門にノミネートされたことは読者の皆さんも納得でしょう。でも、昨年世界中の誰もが一度は聞いた「シェイプ・オブ・ユー」という特大ヒットを飛ばしたエド・シーランの名前が主要3部門のどこにも見当たらない。活動休止中のワン・ダイレクションのそれぞれのメンバーーー特にアルバム、シングル共に傑作を上梓したハリー・スタイルズの名前も主要3部門には見当たりませんでした。しかも、テイラー・スウィフトの名前も。

Text: Soichiro Tanaka Photo: Getty Images, Aflo

  • 田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka

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