2020年に起こる20のこと
2018/01/19(金)
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藤村さんいわく、「新国立競技場は、ヨーロッパだとイギリスなどに多いアーチ型に対して、ドイツなどに多いフラット型のスタジアム」なのだそう。高さは約55m。完成して時間が経って、いつしか東京の風景の一部になっていくのだろうか。 Illustration: YUTAKA NAKANE 

新国立競技場と選手村のその後は?

オリンピックのために造られた施設が、2020年以降どうなるかも気になるところ。「晴海の選手村は小学校区ふたつ分くらいの規模で造っていますが、後に住宅として分譲されると思います。新国立競技場は、オリンピックが終わったらトラックを撤去して球技専用にするという話も聞きますが、どうやって儲けていくかを考えなくては。当初のザハ・ハディドのデザインは、イギリスに多いキールアーチという設計で、中央のいい席=高い席をたくさん設置できる都心型。あれを本当に作り遂げていたら、日本の建築業が成長したような気がします」

たくさんの大型クレーンが稼働する風景は、近未来的? 2016年12月に着工し、2019年11月に完成予定。

  • PROFILE
    藤村龍至さん/建築家。東京藝術大学美術学部建築科准教授。RFA主宰。建築設計のほか、公共施設の老朽化や住民参加型のシティマネジメント、日本の将来像の提言など、社会に開かれたプロジェクトを展開。著書に『批判的工学主義の建築』『1995年以後』など。岡崎市や名古屋市など、各地のアーバンデザインも手がける。

Photo: Getty Images, Aflo Text: Kyoko Sekine(p.16) NAOKO AONO (p.19,20) MIDORI YAMAGATA (p.21) Illustration: YUTAKA NAKANE

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