シャロン・ストーン、ハリウッドで「すべてを見てきた」
セクハラ撲滅運動が盛り上がるハリウッド。セクシー系女優として活躍してきたシャロン・ストーンが自分の見てきたハリウッドについて語っている。
1980年代に映画界にデビューしたシャロン・ストーン。映画『氷の微笑』に出演し大ブレイクしたのは1992年。セクシーさで注目された彼女だから、セクハラを受けた経験もあるのでは? という憶測の声も。最近のインタビューでも「居心地の悪い思いをさせられたことはない?」と聞かれている。
シャロンはそれを聞くと大爆笑。「キャリアを通じてすべてを見てきたのよ」とコメント。「この業界に40年いるの。40年前に私が足を踏み入れた頃のこの業界を想像できる? 何もないペンシルベニアから来た私みたいな子が何を見たのかわかる?」「私はここに何にも守られずに来たの。あらゆるものを見たわ」。具体的には話してくれなかったけれど、やはり様々なハラスメントを経験したことを匂わせた。
今起きている女性たちの変化についてもシャロンはコメント。「私たちは男性に合わせるように育てられた。特に私の世代はね」「女性は一緒にいる男性のアイデンティティのために自分らしさを捨てることがよくあった。一緒にいる男性に合わせて服装や行動すら変えていたの」「私たちは今、女性として自分たちの才能に気がつき始めている。社会的な力を持ったり、実力を持ったり、評価されたりするために男性と同じように振る舞う必要はないのよ」。今年で60歳になるシャロン。人生の半分以上をハリウッドで過ごしてきただけあって、その言葉の重みもひときわ!
text: Yoko Nagasaka