2018/2/5(月)
シアーシャ・ローナン、「12歳からハリウッドの男女差別を実感していた」
最新作『レディ・バード』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされているシアーシャ・ローナン。12歳の頃からハリウッドのジェンダー格差を経験してきたことを激白している。
2007年、キーラ・ナイトレイ主演の映画『つぐない』に出演、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされて注目を集めたシアーシャ・ローナン。作品が公開された当時12歳だったけれど、男優と女優の格差を意識していたという。「その頃からずっとインタビューのときにされる質問が男優と女優で違うことに気がついていた」。『つぐない』のPRのとき「私は『好きなセレブは誰ですか? このドレスを全部試着したの?』というような質問ばかり受けていた。とても怒りを感じたわ」。
最新作の『レディ・バード』では女性監督グレタ・ガーウィグとの仕事を経験したシアーシャ。「監督のような力を持つ立場で成功できる女性はほんの少し、と多くの女性は思っている。グレタの仕事を見ていると、自分が達成できることについて見方が変わった」とシアーシャ。
「私は自分のことをいつも自信のある人間だと思っている」と力強い発言も! セクハラ撲滅のムーブメントや女性監督を増やそうという試みなどフェミニズムの動きが続くハリウッド。シアーシャの発言にも注目したい!
text: Yoko Nagasaka