リアーナ、DVをジョークにしたスナップチャットを糾弾
「無知だったと批判したいけれど、(スナップチャットが)そんなにばかではないことも知っている」
ユーザーに「リアーナをビンタ」するか、「クリス・ブラウンをパンチ」するかの2択を迫るスナップチャットの広告を批判したリアーナ。その後、スナップチャットから謝罪を受けるも、それを一切受け入れなかったそう。
その問題の広告は、クリスが2009年に恋人だったリアーナを殴り、DVで逮捕されたことを引き合いに出している。それを見たリアーナは、自身のインスタグラムに声明を投稿し、「DVを軽視した」とスナップチャットを糾弾。
Is it just me, or is this ad that popped up on my Snapchat extremely tone deaf? Like what were they thinking with this? pic.twitter.com/7kP9RHcgNG
— Royce Mann (@TheRoyceMann) 2018年3月12日
またスナップチャットに対する失望や嘆きは「個人的な感情」からくるものではないと主張した。「これは個人的な感情からくるものではない。もうそのような感情は私には残っていないから。でも過去に暴行の被害に遭ったことがある、もしくは現在もそうした被害を受けている女性や子供たち、男性たちを代表して『失望した』と言いたい。スナップチャット、恥を知りなさい」
さらにスナップチャットは「一番好きなアプリではない」と認めた上で、なぜこのような広告を打ち出したのか?と疑問を投げかけ、「無知だったと批判したいけれど、(スナップチャットが)そんなにばかではないことも知っている」「DV被害者たちを侮辱するようなアニメーション広告に多額のお金を費やし、それをジョーク扱いした」とコメント。そしてアプリ(app)+謝罪(apology)を掛け合わせて「app-ologyごと捨ててしまったら」と提案した。
スナップチャットの広報はその後、「(問題の広告は)謝って承認されたものです。我々の広告ガイドラインに違反しています」「広告は1週間ほど前に削除させていただきました。このような事態を招きましたことを深くお詫びいたします」と謝罪している。
英BBCによると、リアーナの声明の影響によりスナップチャット運営会社のスナップ株が4%下落したそう。先月もカイリー・ジェンナーの「スナップチャットのアプリを活用しなくなった人、他にもいる?私だけかな.....なんだか悲しいね」というつぶやきにより、株が急落したと報じられたスナップチャット。今後どのような対策を行い、信頼を取り戻していくのか、要注目。
Courtesy of Rihanna, Royce Mann Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Harper’s BAZAAR UK