ゴールデングローブ賞に黒いドレスを着て出席、ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラを始めとする性的暴力に無言の抗議をしようとしていると噂されるメリル・ストリープ。「その無言が問題なのだ」とローズ・マッゴーワンにバッシングされていたが、今度は彼女が沈黙を守る2人の女性を批判している。

それはメラニア・トランプとイヴァンカ・トランプ。新聞「ニューヨークタイムズ」のインタビューの中で「私の沈黙については聞きたくないわ。メラニア・トランプの沈黙について聞きたい。彼女の口から意見を言って欲しい。彼女の意見にはとても価値がある。イヴァンカ・トランプもよ。彼女たちに声をあげてもらいたい」。

大統領夫人と娘の意見には人々の関心を集め、意識を高めるだけのパワーがあると指摘するメリル。自分とローズの対立から目をそらすため？　と意地悪な見方をしたくなるけれど、この指摘にも一理あり！　　ハリウッドだけでなく、アメリカ社会全体で性的暴行やパワハラの告発する「#MeToo（私も）」ムーブメントが勢いを増し職場の環境改善が叫ばれている中、アメリカ女性を代表する2人にも是非意見を言って欲しいところ。ドナルド・トランプ大統領自身も数々のセクハラ行為を告発されているのはご存知の通り。それを考えると心中複雑なところはありそうだけれど、ファーストレディ＆ファーストドーターなのだからここは是非！