ジェシカ・チャステイン、「『Time's Up』に誘われなかった」タンディ・ニュートンに回答
セクハラ撲滅運動「Time's Up」の立ち上げに誘われなかったことが「寂しかった」と語ったタンディ・ニュートン。これに対してジェシカ・チャステインが返答している。
タンディ・ニュートンが最近のインタビューで「私は『Time's Up』のムーブメントに誘われるほど魅力的ではなかった」と語ったことが報じられると、イタリア人女優で監督のアーシア・アルジェントが反応。アーシアもハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラを告発した1人だけれど「Time's Up」の立ち上げには加わっていない。「もっと証拠が必要なら、これが『Time's Up』が排他的なクラブ、さらに言えばハリウッドが満足感を味わうための宣伝であり、サバイバーたちを遠ざけるものである理由よ」」とツイート。「Time's Up」が限られた人たちのものであり、サバイバーたちのものではないと批判しつつ「あなたの味方よ」とタンディに呼びかけている。
これに対して反応したのがジェシカ・チャステイン。彼女は「Time's Up」立ち上げのための最初のミーティングの場所に自宅を提供したこと、アーシアが街にいなくてそれに出席できなかったことを説明しつつ「一部の人が除外されたと感じていることに対して申し訳ないと思う。でも私は何かに加わるように誘われたことはない。自分で前に出て、何ができるかを見つけようとしてきただけ。このムーブメントに歓迎されない人なんていない。もっと多くの女性が団結し並んで立ち上がれば、私たちはもっと強くなる」。
何か活動をするのに「誘われるのを待つ必要はない」というジェシカ。男女の格差や虐待をなくすためには、女性たちの積極的な参加と連結が不可欠。アーシアやタンディがジェシカのメッセージにどう応えるのか注目したい。
text: Yoko Nagasaka