2018/3/30(金)
ジェシカ・チャステイン、アメリカ映画のヌードに不快感
セクハラ撲滅や男女の賃金格差などについて発言してきたジェシカ・チャステイン。ハリウッドにおけるヌードの扱い方について分析している。
雑誌『ヴァルチャー』のインタビューに答えたジェシカ・チャステイン。「映画にヌードが出てくることについては何の問題もない。特に私が愛するヨーロッパの映画に出てくるヌードの多くについては問題を感じない」とコメント。でも「アメリカの映画に出てくるヌードを見ると、ヌードに対する考え方がとても気になる」という。
最近その理由に気がついたというジェシカ。「その人が自分でヌードになると決めたと感じられないとき、彼女たちに課せられたものになっているとき、私にはそれが不快なものになることがわかったの」。
「それはある意味、虐待のように見える。そういうシーンは、観客たちが誰かの身体をヌードのために利用することを普通だと考えるように教え込んでいるの。でも私はそうではないと思う。自分で決断を下すことができるのが、エキサイティングなことなのよ」と語っている。
ヌードシーンの見せ方が観客の心理にも影響を及ぼしていると指摘するジェシカ。映画を作る側だけでなく観客にとってもこの意見は目からウロコ! 知らないうちに誰かの身体を利用するような見方をしてしまっていないか、改めて考えたい。
text: Yoko Nagasaka