エマ・トンプソン、映画『ラブ・アクチュアリー』の名演技を生んだのは夫の裏切りだった!
2003年に公開されて以来、世界中で愛されている恋愛映画の名作『ラブ・アクチュアリー』。エマ・トンプソンが役作りには実体験が役立ったことを明かした。
『ラブ・アクチュアリー』で夫(アラン・リックマン)が他の女性に心を奪われていることを発見する主婦を演じたエマ・トンプソン。夫がクリスマスプレゼント用に買っていたジュエリーは自分のためのものではなかったことを知り、こっそり泣いてしまう場面を覚えている人も多いはず!
最近ロンドンで劇場の資金集めのパーティでスピーチをしたエマ。このシーンを演じるのには自身の結婚生活が役にたったと明かしている。エマ曰く「私の心はケンによってひどく傷つけられた。だからあのネックレスが私のためのものではないとわかるのが、どういう気持ちか理解できた」「そっくり同じことではないけれど、私たちはみんな同じことを経験しているわ」。
ケンとはかつての夫ケネス・ブラナーのこと。エマとブラナーは1989年に結婚、イギリス映画界のオシドリカップルと言われたものの1995年に離婚を申請。お互いに多忙だったことが原因だと説明していた。でもブラナーにはその1年前から映画『フランケンシュタイン』で共演したヘレナ・ボナム・カーターと浮気しているという噂が! 離婚当初は噂を認めていなかったけれど、その後ブラナーとヘレナは関係を公に。1999年頃まで交際していた。
夫に裏切られる女性の気持ちを理解できたということは、離婚は噂通りブラナーの浮気のせいだった可能性が無限大! そう思うと、あの『ラブ・アクチュアリー』のシーンも涙なしには見られない……。それにしてもそんなつらい体験も芸の肥やしにできるなんて、さすが名女優。
text: Yoko Nagasaka