ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを暴いた報道、映画化が決定
「Me Too」や「Time’s Up」などセクハラ撲滅運動のきっかけとなったハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行に関する報道。関わったジャーナリストたちの姿が映画化されることが明らかになった。
先日ハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行を暴いた報道を評価されピュリッツァー賞を受賞した新聞「ニューヨークタイムズ」と雑誌『ニューヨーカー』。「ニューヨークタイムズ」のジョディ・カンターとメーガン・トゥヘイ、『ニューヨーカー』のローナン・ファローらがどのように真実を暴きだし、報道したのかが映画化されることになった。
これまで映画『ゼロ・ダーク・サーティ』など社会的な作品を手がけてきた制作会社アンナプルナとブラッド・ピットの制作会社プランBが合同で映画化の権利を取得。ニュースサイト「デッドライン」によると、カトリック教会による組織的な児童虐待を暴露したジャーナリストたちの姿を描いた映画『スポットライト 世紀のスクープ』のような作品になるのではないかと報じられている。
プランBもこれまで映画『それでも夜は明ける』や『ムーンライト』などの社会派作品でアカデミー賞を受賞してきた実績を持つ。この2つの制作会社がタッグを組むとなると、硬派で見ごたえのある作品が期待できそう! 監督やキャスティングなどはこれから決定する。今後の報道にも注目したい。
text: Yoko Nagasaka