ビヨンセ、黒人学生のために奨学金を寄付
コーチェラフェスティバルで圧巻のパフォーマンスを披露したビヨンセ。黒人学生のために奨学金を寄付することを明らかに。
コーチェラフェスティバルが終わった今週初め、ビヨンセは「ホームカミング奨学金プログラム」を発表。2018年から2019年の年度にかけて、4つの大学に25,000ドル(267万円)ずつ、計10万ドル(1070万円)寄付することを発表した。寄付する大学はアラバマ州のタスキーギ大学、フロリダ州のベスーン・クックマン大学、ルイジアナ州のザビエル大学、オハイオ州のウィルバーフォース大学。歴史的に黒人学生が多いことで知られている。各大学で1名の学生が奨学金を受け取れるという。
ビヨンセは自身のサイトで、先週末のコーチェラのパフォーマンスは教育の素晴らしさに対して捧げたものであり、ホームカミングや大学への愛を表現したものだと説明している。ホームカミングとは高校や大学で卒業生が母校を訪ねる伝統行事。コーチェラのステージにはカレッジ風のフーディをまとい、マーチングバンドやダンサーたちと登場したビヨンセ。「エネルギーに満ちた演出は、マーチングバンドやパフォーマンスアート、合唱やダンスと共鳴する中でアートとカルチャー、古いものと新しいものの混合にスポットライトを当てていた。これが2つめの奨学金を立ち上げる理由となった」とコメントしている。
courtesy of Beyonce via Instagram
昨年は「フォーメーションスカラーズ」を立ち上げ、女子学生の支援をスタートしていたビヨンセ。以前から取り組んでいる「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」キャンペーンを始め、人種格差、男女格差をなくしていくためのオピニオンリーダーとしてますます活躍していくこと間違いなし。今後の活動にも注目していきたい。
text: Yoko Nagasaka