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オイル or ミルク。実際問題、クレンジングは何がいいの?
「オイルとミルククレンジング、どっちがいいの?」。職業柄、そんな質問もよくされるけれど、どちらにも長所と短所があり一概にはいえない、というのが本音。乾燥しやすく敏感ぎみの私は、どちらかというとクレンジングミルク派。皮脂やうるおいを取りすぎず、肌にはやさしい。が、そのぶん、除去パワーは弱いので、ポイントメイクオフと洗顔が必要で手間はかかる。
クレンジングオイルは「オイルの汚れはオイルで落とす」という言葉通り、皮脂やメイクなど油性の汚れとのなじみがよく、毛穴に詰まった老廃物まで取り去るようなパワーがある。が、すすぎが不十分だったり質のいいオイルじゃなかったりすると、キメの間にオイル分が残りやすく、それがくすみや酸化の原因になることも。
マスカラも一度で落ちてしまうので、手軽さからオイルクレンジングを使っている人もいるが、肌の調子に不満をもっていたら、一度ミルククレンジングに切り替えてみるのもいい。季節や肌の調子、TPOで数タイプを使い分けるのも上級ワザだ。
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倉田真由美/美容ジャーナリスト
女性誌編集部、編集プロダクションを経て、1987年よりフリーランス に。現在は『エル・ジャポ ン』『フィガロ・ジャポン』『美的』『エクラ』『クロワッサン』をはじめとする女性誌の美容ページや、新聞のコラム執筆、美容にまつわるトークショーな ど、幅広い分野で活躍中。近書に、『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社刊)がある