モロッコ美容の鍵#2【ハーブ】
滋養たっぷりのモロッコ産ハーブをふんだんに
さまざまな気候と地形を有するモロッコは、多くの種類のハーブを産出する。11世紀にはこの地で、アラブ人のイブン・シーナーによって現在の水蒸気蒸留法が大成したとされ、モロッコは古くからハーブから抽出する精油やハーバルウォーターを、生活のなかで活用してきた。
ローズ ド マラケシュには、そうしたモロッコハーブのネロリ(ビターオレンジの花)やヴェルヴェンヌ、また砂漠で力強く生き抜くサボテンの成分を配合したコスメがある。特筆すべきはヴェルヴェンヌだ。小さな剣型の葉がレモンのようにさわやかでフルーティな香りを放つ。 英語ではバーベナと呼ばれるヴェルヴェンヌは、南米原産でユーラシアやヨーロッパ大陸に伝わった。リモネンという成分が自律神経を緩めたり、皮脂バランスを整える働きがあり、スペインやフランスでもポピュラーな精油として知られる。しかし、モロッコ産のヴェルヴェンヌ精油は、一般に売られているものと比較して、なんと20倍ものリモネンを含むという(植物療法士・森田敦子さん調べ)。モロッコのミネラル豊富な大地がそんなパワーあふれるヴェルヴェンヌを育んだ。そのヴェルヴェンヌと精油と相性がよく、心を活性化するといわれるサリエットの精油をブレンド。心地よい香りで肌と心を元気にしてくれる夜用オイルは、心身を潤し、穏やかに整えてくれる。
photo: Hiro Itsushima coordination: Shoko Okamoto
special thanks: Rose de Marrakech
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