上質な精油とハーバルウォーターの名産地
北アフリカのモロッコは、多種多様の花やハーブが人々の生活に根づいている国。ダマスクローズやネロリ、イランイランといった香しい花々、ヴェルヴェンヌ、ミント、ローズマリー、セージなどのフレッシュな葉など、実にさまざまな種類の植物が生息し、それらは日常生活にとても身近なものだ。スーク(市場)のあちこちでは一年を通してハーブを見ることができるし、それらがドライハーブやスパイスとなってスパイスショップで売られている。お茶として飲んだり、料理に使われるだけでなく、精油やハーバルウォーターとしてライフスタイルのなかのあちこちに活用され、人々の心と体を潤している。
人とハーブの関わりについて知るため、マラケシュではフィトテラピーの第一人者として知られる、生物・植物学者のジャリル・ベルカメル博士を訪ねた。
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[植物と五感でコミュニケーションできる場所]
訪れるなら予約するのがベター。庭園を見ながらのんびり足湯に浸かるのもおすすめ。Le Jardin Bio-aromatique d'Ourika ウーリカ・ビオアロマ庭園
Lot Pinatel B.P 142 Tnine Ourika Haouz
tel. +212 (0) 5 24 48 21 49公開時間/9:00~17:00(夏季は~18:00) 無休
入場料/15DH(ガイド付き 60DH)
英語OK
photo: Hiro Itsushima coodination & interpreter : Shoko Okamoto, Chiyo Sagae
special thanks: Rose de Marrakech