>
<

photo : Imaxtree

3/8

自分を生かしたい! このまま終わりたくない!

「やりたいことはある。けど日々の中で埋もれていく。このまま時が過ぎていってしまうのだろうか。自分を生かしたい。輝かせたい」(30代・匿名T)
「仕事があることに感謝しているけど、こんなんじゃないよ、と矛盾もある」(40代・匿名R)
「家庭もあって何不自由なく過ごしているが、もっと自分を輝かせる場所があるんじゃないかと思う。それは何かを犠牲にしてまで手に入れるべきなのか」(40代・匿名M)
   
■思い切ってチャレンジを! 自分が輝ける場所はどこかがわかるはず 
やりたいことがあるが実現できていない、こんなはずではない……。そう思いながらデイリーのことをこなしている方は少なくないようです。もし、やりたいことでができたら、何が満たされるのかをよく考えてみる必要があるかもしれません。希求する思いが強すぎて見失うこと、本当にやりたいことがずれてしまうことがあるからです。
  
たとえば、エステティックサロンを開きたいと手技や経営について勉強を重ねて、いざ開業となると怖くなり、別の手技の勉強に走るという方がいました。その方は「サロン経営をしている女性はかっこいい」と強く感じたのが頑張る動機だったのですがそれが周囲の助言で「サロンを経営したい」にすり替わっていた。本当はサロン開業が目的だったわけではないので怖くなっていたんですね。
  
今、頑張っていることのそもそもの動機を見極めることはとても重要です。やるべきこととやりたいことのバランスをとりながらの日常のなかで、現状を変えたいと思うのなら、思い切ってやってみるのもいいと思います。やりたいと思っていることは、もしかすると現状でも実現できているのかもしれません。違うステージへ踏み出すことは今のポジションを振り返る絶好のチャンス。現状のよさを再発見することができるかもしれません。違うステージに飛び出すのは、今の場を確認するため、とわきまえてチャレンジしてみてはどうでしょう。もっと違う場所があるのでは、と思うのは、違うことがやりたいのではなく、今の場所が見えていないだけなのかもしれませんよ。

  • 菅原洋平先生
    Yohei Sugawara/作業療法士、心理カウンセラー、睡眠改善インストラクター。ユークロニア代表。脳の働きとヒトの行為がもっとも反映されるのは精神科医療だと考え、精神科作業療法に従事。睡眠を改善し、脳とからだの力を発揮させる「スリープメソッド」を開発。誰でも簡単に実施でき、薬物療法だけに頼らずに睡眠を改善するサービスを提供する。著書『あなたの人生を変える、睡眠の法則』(自由国民社)。エル・オンライン ビューティチャンネル連載「新メディカル・ビューティ講座」も好評。
    ユークロニア http://activesleep.net/active-sleep/
    公式ブログ http://ameblo.jp/activesleep/

「知っているだけでラクになる! 菅原洋平OTの“脳科学”」トップへ

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集(エディターズPICK)一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト