カンヌ国際映画祭開幕を目前に控えたある日。モデル/クリエイターでエル・ガール キュレーターでもある宮本彩菜は、高鳴る胸を抱えながら「ディオール」のドレスに身体を滑り込ませ、真紅のリップを入念に仕上げていた。彩菜がドレスアップの場所に選んだのは、映画祭メイン会場の目の前に位置するホテル「マジェスティック バリエール」に設えられた豪華な1室、その名も「ディオール スイート」。例年、世界の名だたるセレブリティがレッドカーペットへの最終の仕上げを行う特別な場所だ。

「ディオール」の2016年フォールコレクションで発表されたばかりの、ネイビーのシルクドレス。美しいドレープを生みながら腰までカットアウトされた背中にはひと筋のビジューが輝き、センシュアルな後姿に思わず目を奪われる。

優美なドレスに合わせたのは、メゾンのアイコンバッグ「レディ ディオール」。各国のセレブリティやファッショニスタが愛用し、どんなスタイルもエレガントに仕上げてくれる逸品で、コーディネートをブラッシュアップさせる。

「ディオール スイート」からは、カンヌ国際映画祭のメイン会場である「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」も望むことができる。憧れの“カンヌ”がすぐそこに！　この秋発売の新作リップ“ルージュ ディオール”の999番をいち早くまとった唇で、大好きなあの映画のテーマ曲を口ずさむ。外にはどんな景色が広がっているんだろう。胸の鼓動が高まっていく――。