「ゲラン」の歴史にタイムトリップ
1914年のオープン以来、シャンゼリゼ通り68番地で愛されている「ラ メゾン ゲラン」。元々はゲラン家の邸宅で、フランスの歴史的建造物に指定されている建物が、2005年の改装を経て、2013年11月に“アートとビューティの融合”をテーマに一大リニューアル。〝美の殿堂”の名にふさわしく、ブランドの真髄を五感を通して体験できる空間に生まれ変わった。

　
中央の入り口から入ると目に入ってくるのが、エレガントな大理石やきらびやかなメタルで彩られた、夢のような空間。モダンな雰囲気のなかにはブランドを代表する“アストル（＊）”のモチーフが飾られていたりと、かつてゲラン家の邸宅であった建物ならではの歴史とブランドのDNAを味わってみるのも楽しい。
　　　　　　　　　　　
一方、左のドアは最新モダンな「ゲラン」への入口。明るくクリーンな店内には、定番から最新作までフレグランスとビューティアイテムがすべて手に取れる、本店ならではの圧巻のラインナップ。ビューティ×アートがテーマとあって、壁面を飾る目のアートが人の動きに合わせて追いかけてくるように見えたり、ブランドの象徴である蜂“ビー”のオブジェが天井を舞っていたりと、いたるところにモダンアートを発見。さながら五感で体験できる美術館のよう！
　　　
＊アストル＝恒星。太陽王として知られたルイ14世のシンボルで、「ゲラン」を象徴するモチーフ。