伝説は1日にして成らず! ファッション界の成功者たちが過ごした“20代”とは?
エル・オンラインの20周年イヤーを飾る特別企画。「20」にちなんで、ファッション界の生ける伝説たちが、“20”代のときにどのような時間を過ごしていたか、を徹底リサーチ。20代というのは誰にとっても大変な時期。自立して、キャリアへと繋がる情熱を傾ける何かを見つけて……リスクと失敗ばかりの10年間のはず。そんなときふと思うのが、成功者たちはどうだったのだろう、ということ。彼らの成功は目の前に突然落ちてきたものか、それとも積み重ねた努力の末に勝ち取ったものか? ファッション業界の大物たち23名のエピソードから、成功へのヒントが見つかるかも。
シンディ・クロフォード
モデルのシンディ・クロフォードは運動選手のような鍛え上げられた肉体美と、アメリカン・ビューティーな美貌で名声を得たが、高校時代は総代をつとめるなど知性で抜きん出ていた。16歳のときエリート・モデル・エージェンシーが主催する「ルック・オブ・ザ・イヤー」コンテストで受賞。数ヶ月後には初めて雑誌の表紙を飾る。化学工学専攻でシカゴの名門ノースウェスタン大学に入学するものの、美しすぎる彼女をファッション業界が放っておくはずはなく、モデル業に専念するために結局1年生で退学。20歳でNYへと拠点を移し、エリート・ニューヨークと契約を交わす。ブレイクはすぐに訪れ、ナオミ・キャンベルやクリスティー・ターリントン、リンダ・エヴァンジェリスタなどと共にスーパーモデル黄金時代を築き上げた。
Translation & Text: Naoko Ogata