伝説は1日にして成らず! ファッション界の成功者たちが過ごした“20代”とは?
エル・オンラインの20周年イヤーを飾る特別企画。「20」にちなんで、ファッション界の生ける伝説たちが、“20”代のときにどのような時間を過ごしていたか、を徹底リサーチ。20代というのは誰にとっても大変な時期。自立して、キャリアへと繋がる情熱を傾ける何かを見つけて……リスクと失敗ばかりの10年間のはず。そんなときふと思うのが、成功者たちはどうだったのだろう、ということ。彼らの成功は目の前に突然落ちてきたものか、それとも積み重ねた努力の末に勝ち取ったものか? ファッション業界の大物たち23名のエピソードから、成功へのヒントが見つかるかも。
アルベール・エルバス
「ランバン」の元クリエイティブ・ディレクター、アルベール・エルバスは10代の頃にイスラエルに移住。イスラエル国防軍で3年間の兵役をつとめた。その後、テルアビブにあるシェンカー・カレッジ・オブ・テキスタイル・テクノロジー&ファッションでファッションを学び、88年に卒業。20歳で単身NYに渡り、小さなドレスメーカーの店でキャリアをスタートした。業界の目利きであるドーン・メロとのつながりができたことをきっかけに、憧れだったデザイナー、ジェフリー・ビーンに紹介され、20代後半まで彼の元で忠実なアシスタントとして働いた。後に、エルバスはビーンがファッションデザインについての徹底的な教育を施してくれたと振り返っている。
Translation & Text: Naoko Ogata