「ユニクロ アンド ルメール」デザイナーと“パリシック”な5つの真実
世界中で大ヒットを記録している「ユニクロ アンド ルメール」のラストコレクション。発売に先駆けてパリの「ユニクロ」マレ店で行われたローンチパーティで、デザイナーのクリストフ・ルメール氏とサラ-リン・トラン氏に特別インタビューを実施。彼らが考える“パリシック”とは? 今回は、エル・オンライン20周年を記念して、人気のコートやニットを読者プレゼント。こちらもお見逃しなく!【応募の締め切り/2015年3月28日(月)】
「ルメール」デザイナーが語る、パリシックにまつわる5つの真実
2016年3月4日(金)にラストコレクションを発売した「ユニクロ アンド ルメール」。日本同様、パリでも大変話題のコレクションとあって、街中やメトロには大きなポスターが。発売日前日のローンチパーティには、溢れんばかりのパリジャン&パリジェンヌが集まった。工場跡地を再利用したという「ユニクロ」マレ店いっぱいに揃っていたコレクションの数々は、あっという間に品切れ状態。その様子はまさしく“争奪戦”! なかでもワンピースやニットなどが飛ぶように売れていた。
その様子を、店舗のひとつ上の階にあるガラス張りのスタッフルームから眺めていたのは、今回のデザインを手がけた「ルメール」のデザイナー、クリストフ・ルメール氏とサラ-リン・トラン氏。自身もパリジャン&パリジェンヌであり、現代的な“パリシック”の作り手であるふたりが話す、パリシックについての5つの本音とは?
1. パリシックとは、人生そのもの
「パリシックとは、ほどよいエレガンスとフェミニンさ、そしてセクシーでありながら、常に自分自身のスタイルを持っているということ。洗練されていて、その人の人生が表れるもの」(サラ-リン氏)
2. パリシックとは、粋であること
「文化的な影響や心理的にも深くかかわっているものだから、表現することが難しいけれど、(パリシックとは)着る服の値段やブランドの問題ではなく、スタイルの組み合わせやアクセサリー、ディテールにあらわれるもの。日本には“粋”っていう言葉があるけど、それに似ていると思う。どこかしなやかであか抜けてるという感じ」(クリストフ氏)
3. パリシックとは、服を持ちすぎないこと
「(『フランス人は10着しか服を持たない』という書籍が大ヒットしている、という話を受けて)季節ごとに変わるけれど、たしかに10着というのは理想かもしれない。夏はもっと少なくて、質の良いブラウス、シンプルなTシャツ、履き心地の良いパンツ、雨の日のためのトレンチコート、寒い時に重宝するストール……。こんなものかな」(クリストフ氏)
4. パリシックは、「ユニクロ」に通じる
「パリで『ユニクロ』がヒットしているのは、第一に、高品質で値段が張らないから。そして、日本人は高品質さを追求するということを多くのパリジャン達は知っているから。日本の文化に関してもリスペクトがありますし、商品に対して信頼感を抱いています」(クリストフ氏)
5. パリシックとは、自分の軸を持ったうえで自由になること
「ファッションは、気持ちの赴くまま、自分の好きなように着ることが一番大切です。自分のスタイルに、遊び心を持って『ユニクロ アンド ルメール』を取り入れてください」(クリストフ氏)
「服を作るという半分の仕事は、デザイナーが終えました。もう半分は、その洋服を着るあなた次第です。自分を忘れずに、エンジョイしてください」(サラ-リン氏)
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ルメール(LEMAIRE)
トップデザイナー、クリストフ・ルメールと、サラ-リン・トラン率いるパリ発のファッションブランド「ルメール」。その機能的でありながらディテールまで繊細にデザインされたコレクションは、パリの都会的な日常の息吹を感じさせ、ヨーロッパを中心に世界中で高い評価を集める。
Interview : WAKAPEDIA
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問い合わせ先/ユニクロ
https://www.uniqlo.com/uniqloandlemaire/jp/