エディターが選りすぐり! 知っておくべき2016春夏トレンド
パリ、ミラノ、NY、ロンドン、4都市を駆け回って2016春夏トレンドを総力取材してきたエル・エディターのチャットルームへようこそ! 「今話さずにはいられない!」と興奮のうちに語った“知っておくべき”春夏キーワードとは? シューズ&バッグやジュエリーまで、ネクストトレンドを早耳公開します。
オタク心を誘う! パリ的ネオジャポニズムが席巻
Mana:デザイナーからの根強い注目を感じた“ジャポニズム”ムーブメントは、またワンランク上の表現が見られましたね。なんといっても話題性が高かったのは、「ルイ・ヴィトン」でモデルのフェルナンダ・リーが着用したファーストルック! “ジャポニズム”といっても、日本のアニメの『新世紀エヴァンゲリオン』からインスパイアされた未来的な提案が新しかった。全員朱色のタイツが鮮烈だった「オランピア ル タン」もマイメロディやキキララといったサンリオコラボが加速していたし。そうかと思えば、これまた「オランピア ル タン」や「メゾンマルジェラ」の花魁や芸者、春画を思わせるお江戸ジャポニズムも。
Naho:おお!サンリオファンが熱狂しそう。
Aki:BGMにも八代亜紀の『舟歌』やYMOの曲が流れてたよね。
Sayaka:ロンドンでも、「ミュウミュウ」のパーティがあったんですけど、会場が新宿のネオン街×芸者みたいなテーマで。ワンダイレクションのハリーやカーラ&ポピーデルヴィーニュ、リリー・アレンとか、ゲスト達が興奮してましたよ。
Aki:ジョン・ガリアーノによる「メゾン マルジェラ」はジャパニーズタッチをテーマのひとつにして、ハイテク素材へのあくなき挑戦が目ざましかった。そんな中で柔道や着物の帯をイメージさせる装飾をしたり、鶴やお花などを安全ピンで絵柄にしていたり、いくつものソックスを切り重ねて作ったニットとか、とにかくユーモアあふれるクリエーションとその創造力にただただ圧巻。本人がフィナーレに登場せずとも端々からガリアーノのクチュール魂がビンビン伝わるコレクションだったな。早く日本に来てほしい!
Photo:IMAXTREE
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【チャットルーム】参加エディターのお気に入りルックをチェック!
■NY担当
副編集長Atsuko:「『マーク ジェイコブス』のセーラーがお気に入り♡ ドラッグクイーンが大活躍だったパーティにも潜入しちゃいました」
ファッションエディターNaho:「グランジ×ランジェリーの合わせ方が新鮮だった『カルバン・クライン』に感動!」
■ロンドン担当
ファッションエディターSayaka:「ロンドンで人気だったのは断然『マルケスアルメイダ』。シルクドレスのルックが素敵すぎです」
■ミラノ担当
編集長代理Asako:「初参戦したミラノコレクションに大興奮! 『プラダ』と『グッチ』が絶品。記者会見でジョルジオ・アルマーニ氏の肉声が聴けたのも感動でした」
■パリ担当
編集長代理Aki:「FOSが会場装飾を手掛けた『セリーヌ』のショーは今の気分にぴったり! ベルクロのパンツとガーデニングブーツは絶対に欲しい」
ファッションエディターMana:「『ロシャス』のパステル色を使った透けコーディネートにときめいたパリ。透け×Tシャツのルックが可愛すぎてしばし呆然」