【その6. Check】2013年秋冬ファッショントレンドをランウェイで復習
【チェック】この秋冬に必携のパターンは“チェック”。トラッドやプレッピーやメンズスタイルなど、さまざまなテーマに使える永遠のトレンド柄であるチェックが、進化した形で勢揃い。豊富な選択肢のおかげで、気分次第、お好み次第で選び放題!
ギンガム、タータン、マドラス、アーガイル、ガンクラブにハウンドトゥースにウィンドーペーン。タッターソルにシェパード、グレンにシャドーにハンカチーフ……。ありとあらゆるチェック、プラッドが溢れた今シーズン。もともと紳士服の生地に多用されていた格子模様は、今シーズンマニッシュスタイル全般にマッチ。そして19世紀にヴィクトリア女王が流行させたタータンは、今やプレッピーには欠かせないもの。いくつものトレンドキーワードにはまるチェックが、本来のブリティッシュクラシックだけでなく、パンクやデカダンスやグランジなどにも使えるようアレンジされているのが今季の特徴。中でも、色や大きさを変えていくつものメゾンに登場したハウンドトゥース(千鳥格子)に注目!
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●「セリーヌ」は“ランドリーバッグ”や“ショッピングバッグ”を引き合いに出される、レトロなカラフルチェックで目を引いた。異なる種類を上下で組み合わせ、チェック・オン・チェックにしているものの、すっきりとシンプルで洗練された印象を持つリュクスなスタイルに。
●ハウンドトゥースチェックをアブストラクトにアレンジし、女優風ドレスにONした「グッチ」。ショー直後に出産を控えたフリーダ・ジャンニーニが、トラッドなチェックを、見事“女性らしい強さ”を持ったドレスルックに仕上げた。
●こちらはびっくりするほど拡大させたハウンドトゥースを、ゴージャスなファーショールにのせた「マイケル・コース」のレディスタイル。丈やシルエットは確実に女優ルックなのに、どこかパンクを感じさせるのが今季らしい。