エディターズPICK
2016/04/19(火)
一生モノは“三年モノ”!?

いく子先生がぬきうち検査! ファッショニスタのお買いもの収支

新生活の始まる春こそ、お財布の中身を見直す時期。洋服好きな働く女性は、月にどれくらいファッションにお金をかけている? 果たしてその使い方は正しいの? 正解ってあるの!? ファッションに費やした時間も費用も桁外れ!なスタイリストの地曳いく子さんが、ファッションとお金の正直な付き合い方を解き明かす。

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エル・オンライン世代に告ぐ、いく子先生からのファッション三原則

1. 体力・気力があるうちに、着倒すべし

ファッションと言うのは“体力・気力・お金”なんです。20代は体力・気力はあるけれど、お金がない。その分セールを探したり、足で稼いでカバーする。30代はすべてが揃う、ファッション充実期。そして40代~50代に入ると、お金はあるけれど、気力・体力が減ってくるんですよね。この年齢になると、ヒールが履けなくなる。今ってフラットも流行っているけれど、やっぱりヒール、それも7cmを超えるヒールを履くことでしか完成しないファッションというのがあるんですよ。そのバランスでしか着られない服を、ヒールが履ける若いうちに着倒さないと、後から「着てみたい」という気持ちになっても体がついていかないんです。だから着たいファッションは(着られるうちに)着ておけ!
 

2. 変化する人生に合わせて、柔軟にファッションを楽しむべし

ホント、人生って何があるかわからないじゃない? 私は40代のときに足を怪我して、もうヒールは履けません!と言われたことがあって。そこでヒール命だった私が、スニーカーもムートンブーツも履くようになったの。私のように怪我じゃなくたって、お子さんが生まれたことがキッカケで、汚れてもいい服を選ぶようになったり、重たいレザーバッグを持たないようになったり。ネイルひとつとっても、数年後には今気に入っている色が似合わなくなることもある。結局、人生って変化するものだから、一番大事なのは物じゃなくて、その変化に対応できる柔軟な心ですよね。
 

3. 着たい服があるうちに、着ておくべし

あと、私は40代のとき、お金はあるのに、似合う洋服がひとつも無い!っていうファッション迷子に陥った時期がありました。それでそのときどうやって立ち直ったかと言うと、「あれだけ洋服を着倒したから、ま、いいか」と思えたことが大きかったですよね。それからもうひとつ、かっこいい大人を目指すと決めて、自分のルーツを探して見つけたこと。そんな時期があったせいか、いつか似合う服が無くなる日が来るんだから、着たい服があるうちに着ておいたほうが良いよってやっぱり思います。若いうちなら、お金が無くなっても体力・気力でリカバリーできますからね。
 
>> 次ページから、ファッション業界人5名のお買い物にまつわる悩みを、いく子先生がスパッと解決!

Photo : AFLO

  • 地曳(旧姓:渡辺)いく子/IKUKO WATANABE JIBIKI
    ファッション誌で30年超のキャリアを誇るスタイリスト。ファッション誌だけでなく数多くの女優のスタイリングも手がける。女性を美しく見せる高い感度はもちろん、的確な理論に基づいたスタイリング術に定評あり。また、その独特の語り口も魅力で、ファッション指南本『服を買うなら、捨てなさい』(宝島社)など著書多数。

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