エディターズPICK 2016/9/20(火)

「メゾン ミシェル」新ディレクターが指南! いまどきモードな帽子のかぶり方

1936年パリで創業した老舗帽子ブランド「メゾン ミシェル」。名だたるモードブランドから信頼を集め、1997年より「シャネル」傘下に。数々のクチュールを支えながら、オリジナルのハットも人気のブランドで、新しく辣腕をふるっているのがクリエイティブ ディレクターのプリシラ・ロイヤー。注目ブランド「ピエス ダナルシヴ」も手掛ける彼女が、「メゾン ミシェル」のアトリエで旬のストリートクチュールな帽子コーデをお披露目!

モノトーンのコットンプリントのキャップ“クリフ”で、ブリティッシュなスクールガール風に。「ユニクロ」のニットと、「トップショップ」のデニムでブラック&ホワイトをリフレイン。ニットにつけたリボンは“COREY”というチョーカーで150ユーロ(公式サイト)。

「子供のころから変身願望が強かった」というプリシラは、4人姉妹の3番目。洋服好きな母親の好みから、姉妹揃って同じ格好をして育てられたことが、今の彼女のキャリアに役立っているそう。
 
「洋服はみんな同じだったから、髪型や小物で自分らしさを出していたの。なかでも帽子はお気に入りだった! コーディネートの最後に加えるだけで、スタイルをエレガントにしたり、リラックスなムードを醸してくれるから、キーアイテムになりうると思うの」

ヴィンテージレザーを使ったキャップ“CALVIN”でバッドガール風。ヴィンテージのバンドTを、姉と手掛けている「ピエス ダナルシヴ」のパンツを合わせて。「ドクターマーチン」のブーツで、プリシラ流クチュールモードなロックコーデが完成!

80年続くメゾンのクリエイティブディレクターに就任して1年。今の心境は?
 
「とても自由で流れるような気分なの。コレクションの準備はとても忙しいし、大変なことも多いけれど、やりがいや充実感を感じているわ。伝統に培われたメゾンのディレクターという重責だけれど、肩の力を抜いて自然にやっていくのが私のスタイル。帽子は少しだけ後ろに被るのが今の気分ね(笑)」

ヘッドリボン“TINA”と花柄チョーカー“JOSIE”を主役にしたスタイリング。「エリック・ボンパール」のカシミアニットに、15歳から愛用しているデニムをカットオフした「ギャップ」で、チープシックに。

毎日のコーディネートはパリジェンヌらしいスタイルがお好みだそう。
 
「朝起きた気分で、ささっと選んで、ささっと身支度する。デニムにスニーカーの時もあるし、ヒールの高いシューズの日もある。コントラストを楽しむのが好きなの。帽子を被らない日もあるけれど、バッグにはキャスケットを入れていたり、リボン付きのへアアクセやチョーカーで、変化を楽しんでいるわ」

フェルトの帽子“VIRGINIE”(475ユーロ/公式サイト)を主役に、オーバーサイズのコートで真冬のブラックスタイリング。「コム・デ・ギャルソン」のコートとパンツ、「ジュンヤ ワタナベ」のシューズに、ヴィンテージのTシャツでノンシャランなデイリーコーデ。

日常のあらゆることにインスピレーションを受けているというプリシラ。
 
「アイデアはいろいろなところにあるので、日常の出来事などささいなことから触発されるのが、面白いわ。だからこそ、自然体で自分らしくいることがいいデザインに通じると思う」
 
肩肘はらないエフォートレスなムードが魅力の新生「メゾン ミシェル」。インスタグラムでは、プリシラらしい抜け感漂うスタイルサンプルが続々とUPされている。秋冬ファッションに取り入れたいモードな帽子を「メゾン ミシェル」で探してみて。

  • PROFILE: Priscilla Royer/プリシラ・ロイヤー
    パリのファッションスクール「スタジオ・ベルソー」卒業後、ロンドンで「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアトリエでデザイナーとしてのキャリアをスタート。2012年春夏コレクションから、姉のデボラ・ロイヤーと共に「Piece d'Anarchive(ピエス・ダナルシヴ)」をスタート。2015年秋冬より「メゾン・ミシェル」のクリエイティブ ディレクターに就任。

photo: YUSUKE KINAKA  coordinate: HIROKO SUZUKI

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