エディターズPICK 2013/1/18(金)
未知なるディスティネーション、ニュージランドで新発見

アート×ファッションの異文化ショー「WOW」を見逃すな!

2012年で25周年を迎えた、ニュージーランドの一大文化イベント「WOW」。世界各国から5万人が集まるという祭典をリポート。

Noor Reverie, Rebecca Maxwell, Wellington. Tourism New Zealand Avant Garde Section, 2012 Brancott Estate WOW Awards Show

“World of Wearable Art Awards Show”の略称である「WOW」。着られるアートを表彰する祭典、と意訳してみると伝わるでしょうか? 『ロード・オブ・ザ・リング』や『アバター』に『ホビット』など、太古の自然を感じさせる映画のロケ地として今や“南半球の映画の都”となっているニュージーランド。その背景もあり、舞台衣装の製作も盛ん。その土壌となる以前の1987年にスタートした『WOW』は、映画にそのまま使えそうな大掛かりな衣装に、繊細な素材などを使ったオートクチュールのようなドレスなど、ニュージーランドのトップデザイナーから他国の学生も、作品のエントリーが可能。数ある応募作の中から、その年のトップを選出し、優秀作品をショー形式で見せる、というのが概要。2012年は総数300以上から約170のファイナリストが選ばれ35ある賞をそれぞれ獲得。最終日のショーケースで一同お披露目に。舞台はニュージーランドの北島にある都市ウェーリントンで、10月2日(火)の夜8時より、およそ2時間上演された。数々のファイナリストたちによる競演は、まるでシルク・ドゥ・ソレイユのようなスペクタクル! 息をつかせない演出も、25年の歴史を持つ「WOW」の魅力となっている。

Delight of Light, Yuru Ma & Mengyue Wu, China. 2012 Supreme WOW Award Winner

そして2012年の最高作に選ばれたのは、上海在住の学生Yuru MaとMengyue Wuによる“Delight of Light”。光る素材を用いたフューチャリスティックなドレスは、2013年春夏コレクションのトレンドとも付随するデザインが鮮烈! アジアからの応募も多数ある「WOW」。コスチュームアートに興味のある人はもちろん、ショー好きのファッショニスタもたっぷり楽しめる、唯一無二のエンターテインメントを2013年のプランに入れてみては? 毎年完売する争奪戦のチケットの販売は、2月からスタート。開催は9月26日(木)~10月6日(日)予定となっている。ニュージーランド政府観光局のサイトでは、日本語でトリップ・プランの組み立てが可能。それぞれチェックを。

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