エディターズPICK 2018/5/21(月)
FROM ELLE WORLD

メーガン妃とオードリーのウェディングドレスの共通点とは? 脈々と受け継がれる「ジバンシィ」のレガシー

2018年5月19日(現地時間)に開催されたロイヤルウエディングで、世界中から注目を集めたメーガン・マークル妃の「ジバンシィ」のウエディングドレス。上品でスリークなデザインは、女優のオードリー・ヘップバーンが着用したウエディングドレスを彷彿とさせる!と話題に。

メーガン・マークル(Meghan Markle)、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)

ミニマルで洗練されたデザインのウェディングドレスをまとい、結婚式にのぞんだ、サセックス公爵夫人こと、メーガン妃。ケンジントン宮殿が発表したように、ドレスは「ジバンシィ」のクリエイティブ・ディレクターを務める英国出身クレア・ワイト・ケラーが手掛けたもので、バトーネックが印象的なマットシルクのドレス。だが、歴史を遡ってみると、「ジバンシィ」のタイムレスなデザインを愛したファッションアイコンがほかにもいることに気付く。そう、ほかのだれでもないオードリー・ヘップバーンだ。1957年に公開された映画『パリの恋人』で着用した「ジバンシィ」のウェディングドレス姿は、あまりにも有名だ。

オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)

ハリー王子(Prince Harry)、メーガン・マークル(Meghan Markle)

映画『パリの恋人』オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)

メーガンとオードリー、ふたりのドレスはどちらもレースが施されていないという共通点があるばかりか、まっすぐなバトーネックも一致している。もちろん、メーガンのドレスは『パリの恋人』のドレスとは異なり、4分の3丈のスリーブ。さらに、ふんわりとしたチュールで覆われてはいないが、それでもまだ印象は似ている。

2018年3月に91歳でこの世を去った、「ジバンシィ」創設者のユベール・ド・ジバンシィ。彼が『パリの恋人』で魅せたクリーンでシンプルな美学は、後世に大きな影響力を残していることは間違いないようだ。

また、オードリーのジバンシィ風テイストはゾーイ・フォンタナによってデザインされた最初のウェディングドレスにも見られる。1952年に婚約者ジェームス・ハンソンとは破局してしまったため、結局このドレスを結婚式で着ることはなかったが……。

ジェームス・ハンソンとの結婚式で着るはずだったドレス。

フォンタナ姉妹によると、オードリーはこのドレスを寄付したそう。「ほかの女の子に結婚式でこのドレスを着てほしいのよ。たぶん、私のドレスのようなものを買えない誰かに。きっといちばん美しくて、貧しいイタリア人の女の子かしら」とコメントしている。

オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)、メル・ファーラー(Mel Ferrer)

1954年のメル・ファーラーとの結婚式には、オードリーは「ピエール・バルマン」の長袖のドレスを着用している。

アンドレア・ドッティ(Andrea Dotti)、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)

1969年のアンドレア・ドッティとの結婚式では、「ジバンシィ」の’60年代らしいミニ丈のハイネックミニドレスをセレクト。色味もホワイトではなく、可憐なベビーピンクでスカーフづかいもカジュアルな印象だ。

Photo : Getty Images

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