「ワコール」
美のための我慢なんてNG! 美しさと快適性の両立が常識に
ランジェリーのトレンドを示す一大イベント、それが“ランジェリー界のパリコレ”と評される、パリ国際ランジェリー展。2018年1月に開催された同展では、あの「ワコール」がデザイナー・オブ・ザ・イヤー2018を受賞して大きな話題に。
同ブランドのランジェリー・ディレクター若代祥世さんによると、「ヨーロッパのランジェリー業界のトレンドは“ボディ ポジティブ”と言われ、下着で身体を美しく整えるとともに、快適さを提供することが求められる」とのこと。そう、美しさのために我慢するのは、もうおしまい。美しさと快適性を両立させることが、これからのランジェリーの使命。そして、それを「ワコール」の技術力と開発力で実現し、女性達を解き放ったことが高く評価され、今回の受賞につながったというわけ。
text : YOSHIE KAWAHARA
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川原好恵(Yoshie Kawahara)/ランジェリーライター・エディター
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ファッションウェブサイト、海外メディアなどで執筆・編集を行う。モットーは「ラペルラ(プレステージ)から、しまむら(デイリープチプラ)まで」「ランジェリーもファッションの一部」を口癖に、パリのサロンから両国のメーカーまで、常に小走りで取材に向かう。
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