Q. こんなブランドをお店に置きたい!と思うバイイングのポイントは?
A. 日本従来の下着という概念から外れた、ナチュラルに自分らしさを演出できるランジェリーブランド。
「私がバイヤーを担当しているランジェリーのセレクトショップ『イルフェリーノ』では、インポートらしい遊び心あるデザインやシックなアイテムを置いているので、日本従来の下着という概念から外れたブランドを探すことが基本です。例えばしっかり入ったワイヤーや、厚めのパッドが入ったブラジャーなど、補正力のあるランジェリーではなく、もっとナチュラルに自分らしさを演出できるランジェリーを見つけたい。個人でやっているような小さな海外ブランドや、これから大きくなるであろう若手ブランドなど、ファッションの観点で見て素敵なブランドは応援したいです」
「最近出会って心惹かれたのは、イギリス発の『ドーラ・ラーセン』というブランド。デザイナーのジョージア・ラーセンによる『ドーラ・ラーセン』は、色彩豊かな大胆な色使いや繊細なレースの組み合わせが、フレッシュで今っぽい。そして、日本人の体形にもぴったり合うところもセレクトの理由です。ブランドのイメージビジュアルもとっても重要なんですが、ちょっと力の抜けた感じとほどよいフェミニンさ。これは日本人に響きそう!と思いました」
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北 菜月/「Team Lanjeri-」プロデューサー、「il Felino.」プレス
服飾専門学校卒業後、東京・表参道にあるランジェリーブティックのスタッフとして研鑚を積む。2015年12月に、下着の機能だけではなくファッションとしての楽しみ方を発信したいという思いから「Team Lanjeri-」を結成し、ZINE『Lanjeri-』のプロデュースやイベントを定期的に開催。モードなランジェリーショップ「il Felino.」のスタッフ兼プレスとして、幅広く活躍中。