エディターズPICK 2017/4/17(月)
FASHION ICON vol.22

ショートカットの女王! ジーン・セバーグに学ぶエスプリカジュアル

世代を越えて憧れる、いつの時代も色褪せない往年アイコンのスタイルからおしゃれのヒントをピックアップ! 第22回目は“セシルカット”でおなじみ、’50~’60年代を彩ったおしゃれ女優、ジーン・セバーグ。1957年の映画『悲しみよこんにちは』にセシル役で出演したときのベリーショートが話題になったセバーグは、カジュアル・シックな着こなしが得意。元祖ショートカットの女王が魅せた伝説的スタイルとともに、その爽やかさからは想像できないジェットコースターのような人生をご紹介。

1938年にアメリカ中西部アイオワ州のマーシャルタウンで生まれたジーンは、幼いころから正義感が強く、映画スターになることを夢見る女の子だった。数々のオーディションに挑戦し、1957年には映画『聖女ジャンヌ・ダルク』のヒロインに抜擢され映画デビュー。同監督のプレミンジャーによる第2作目が、フランソワーズ・サガンの処女小説を映画化した『悲しみよこんにちは』。この作品のセシルカットで一躍世界の人気スターとなったジーンに注目したのがフランス映画界。ヌーヴェルヴァーグの新人監督ジャン=リュック・ゴダールからの熱烈オファーにより、21歳で出演したのが永久不滅のおしゃれ映画『勝手にしやがれ』だ。そんな銀幕の華やかさとは裏腹に、プライベートでは非常に社会派だったジーン。人道的な活動に積極的で、特に黒人解放武装集団のブラックパンサーには多額の寄付をした。そのことで、FBIにマークされるようになったジーンは、次第に精神を病んでいく。2番目の夫との間にもうけた子をストレスによる早産にでたった2日で亡くしてからはさらに精神の破綻に歯止めがかからず、ついには40歳のときにパリで自殺と思われる謎の死を遂げた。そんな数奇な運命をたどったジーンだが、ファッション界に与えたインパクトは数知れず。ボーダーTシャツや「NYヘラルド・トリビューン」のTシャツルックなど、フレンチシックな着こなしの魅力を徹底解説!
 
>次ページからジーンのエスプリカジュアルをチェック! 

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