エディターズPICK 2013/5/28(火)

「サンローラン」のジャケットでも話題沸騰! 新アルバム発売のダフト・パンクに急接近

ダフト・パンクがオリジナルとしては8年ぶりとなる4thアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』を2013年5月22日(水)にリリース。「サンローラン」とのスペシャルプロジェクトによるジャケットにも注目を!

アルバム「Human After All」(2005年)ではエディ・スリマンによる「ディオール・オム」のレザージャケットが話題になったダフト・パンク。エディとのお熱い関係は継続中のようで、今回は総スパンコールのスモーキングジャケットが登場! 
   

――新作を一言で表すとしたら?

トーマ・バンガルテル(以下T):音楽(ミュージック)だと思うよ。
 
ギ=マニュエル(以下G):いや、たぶん「音楽性(ミュージカリティ)かな。過去30年間、どんなに音楽技術が進化しても音楽性自体を向上させてはこなかったよね。まるでテクノロジーが真の音楽性を邪魔しているみたいに。このアルバムでは音楽性にこだわりたかったんだ。

   

こちらの写真はエディ・スリマンによるサンローラン・ミュージック・プロジェクトより。総スパンコールのスモーキングジャケット(¥724,500)は日本では2013年9月より限定発売予定。2013秋冬メンズコレクションは7月20日(土)に表参道店でローンチ。 PHOTO : HEDI SLIMANE

――発売前から話題だったのがトーマ・バンガルテルとギ=マニュエルのふたりのヘルメットが合体したアートワーク。バンドロゴではなく自身を反映したヘルメットをジャケットに使ったけれど、これにはどんな意味があるの?
 
T:「自分たちが作り上げたロボットのイメージが浸透していて、ロゴよりもロボットのイメージのほうが『ダフト・パンク』を物語っていると感じてるんだ。ロゴや名前は言語で変わるかもしれないけれど、ヘルメットは本質を示すからね」

 
――ファレル・ウィリアムス、ジュリアン・カサブランカスはじめ、今回コラボレートしたアーティストの人選で意識したことは?
 
T:日頃から付き合いがあったり、リスペクトしている人に自然な流れでお願いしたよ。音楽家ではなく、音楽愛好家として、いろいろなレベルで僕たちにインスピレーションを与えてくれる人たちを選んだんだ。
 
G:「僕たちがトラックを作り終えて、ファレルがパリにやってきた。彼は時差ぼけでつらそうだったけど、ナイルが参加しているトラックを聞いてもらった。そしたらすぐにボーカルブースに入って、ボーカルを録りはじめたんだ。メロディーや曲の構成は一緒に作って、その後すごい早さで歌詞を書いて、そのままレコーディングした。あまりに速攻だったからファレルは自分がどんな曲を作ったか、よく覚えてなかったほど。数カ月後に改めて自分の曲を聞いて感心してたよ。自分の書いた歌詞がどこから湧いてきたのかいまだに不明らしいし、歌い方もいつもの彼とは少し違うスタイルなんだよね」

PHOTO : HEDI SLIMANE

――ファレルとのコラボレートシングル「ゲット・ラッキー」では何を歌っているの?
 
T:「歌詞の大部分はファレルが書いたんだ。この歌はダンスフロアとそこで男女が惹かれる感じを書いている。ダンスミュージックで誰もが楽観的な気持ちで一緒に楽しく過ごすことができるということを表しているんだ」
 
――ジュリアン・カサブランカスと仕事をした感想は?
 
G:「僕たちはザ・ストロークスの大ファンでジュリアンとは共通の友人でコラボレーターであるウォレン・フーを通じて知り合った。ジュリアンは『インスタント・クラッシュ』のデモテープを気に入ってくれて、すぐに一緒に制作をはじめた。それぞれの好みはあるけれど、彼の曲作りのやりかたは素晴らしいし、彼自身が最高。ファレル、ジュリアン、そしてナイル、みんなそれぞれの音楽の領域で自身のスタイルを確立しているから、そのジャンルのリーダーだと思うよ」
 
――ナイル・ロジャースについては?
 
G:「ナイル・ロジャースのバンド、シックが僕たちのティーンエイジャー時代のアイドル。いろんな種類の音楽を聴いていたけれど、ファンキー・ミュージックは僕たちのお気に入りのスタイルだったから、シックはいちばんエレガントなファンク・バンドだった。去年正式にナイルにアルバム制作への参加をオファーしたんだけど、ありえないことに、彼がも僕たちの長年のファンだったんだ。ナイルとの曲制作はマジックのようだった。僕たちがスタジオに入っているとき、マジックな瞬間があるんだ。一緒に演奏をはじめると、1分か2分でみんなが文句なしに絶好調なグルーヴに入り込む。ナイル・ロジャースと言えばグルーヴだからね」

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